2008年2月26日 (火)

ドキュメンタリー映画「1/4の奇跡~本当のことだから~」

ブログ「空と海と私と」の沢村 光さんが、山元加津子先生の本を
紹介してらっしゃるのを見て、思い出しました。

県内の親の会のお母さん達が企画し、住んでいる自治体で大きな上映会を
したそうです。
知り合いと交流がある会なので、今度お逢いする機会があったら
いろいろお話をお伺いしてみたいと思っていたところです。

その映画とは、ドキュメンタリー映画「1/4の奇跡~本当のことだから~」です。


リンク先に詳細があるので、興味ある方も、ない方も一度、飛んでいって
見ていただけると幸いです。

http://www.yonbunnoichi.net/

http://www005.upp.so-net.ne.jp/kakko/eigoyukie/yukiechanswish2.html


私は、この雪絵ちゃんのお話を読んで、号泣しました。

そして元気もたくさんもらいました。

「一人一人がみんな大切で、自分の事大好きでいいんだよ」
いう雪絵ちゃんのメッセージ、広めたいですねぇ。

雪絵ちゃんは、もうこの世にはいないけれども、雪絵ちゃんの
強い思いは、今もこんなに強く伝わって、いろんな人の心を動かす。


どんなに教室に金子みすずさんの詩を貼っても、
なかなかみんなちがってみんないいっていうのが伝わっていかずに、
いじめとかもなくならず、どんどん酷くなっている現状もあるな。
って感じるところがある。

たぶんね、障碍がなくても、この雪絵ちゃんのメッセージが
心にしみる子供、そして大人ってたくさんいるという気がする。

自分が好きで満たされてる人は、決して人をいじめたりしないと思うの。

そういう意味で、障碍を持った当事者達ではなく、
まったく、そういう世界と無縁な人達に、見て欲しいなぁと、
学校でも、この話を取り上げて欲しいなぁとそう思いました。

発達障碍について知って欲しいと、あれこれ直球で行くよりも、
こういった体験話などを通して、少しづつ、自分達の障碍についても
知ってもらう方向へ持っていくほうが、近道なのかもね。

支援教育は、障碍あるなし関係なく、子供、大人関係なく
皆が自分だけで背負い込まずに助け合うものにしていきたいと
今日のセミナーで、とある先生がおっしゃってましたが、
発達障碍と関係なく、皆の悩みが解消されて、皆が助かるような
win win を目指すような持っていき方に、この映画のような話は
あっているなとそう感じたりもしました。

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2007年10月13日 (土)

茨木のり子 「自分の感受性くらい」

「自分の感受性くらい」

ぱさぱさに乾いてゆく心を
人のせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄


自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ




高校時代から、現在まで、何かに負けてしまいそうになる時、
思い出す、茨木さんの詩。

人生、常に、弱い自分の心とどう戦ってゆくか。
敵は他人ではなく、自分自身にあると常に思う。

誰かと自分を比べても、仕方がない。
それよりも、自分の欠点も含めて、これが自分と
丸ごと受け入れる事が出来れば、
心が軽くなって、自分らしく生きられる。

自分に負けない大人になってほしい。

あまりに言葉が堅くて、尖っているので
否定的な捉え方をする人もいるが、
私には、自分が自分に贈る応援歌のように
感じられる。

ももが成長した時に、譲りたい詩のひとつ。

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2007年6月 9日 (土)

おすすめの本  自閉症の僕が跳びはねる理由

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心 (単行本)
東田 直樹 (著)

http://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E9%96%89%E7%97%87%E3%81%AE%E5%83%95%E3%81%8C%E8%B7%B3%E3%81%B3%E3%81%AF%E3%81%AD%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1%E2%80%95%E4%BC%9A%E8%A9%B1%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%8C%E3%81%A4%E3%81%A5%E3%82%8B%E5%86%85%E3%81%AA%E3%82%8B%E5%BF%83-%E6%9D%B1%E7%94%B0-%E7%9B%B4%E6%A8%B9/dp/4900851388

先週、療育の先生が貸してくれた本です。偶然、少し前、同じ東田くんが描いた
自閉というぼくの世界 (単行本) を買ったばかりでした。
こちらは自閉症の世界を理解する絵本としてだけでなく、とても芸術性の高い絵本という
風にも捉えることの出来る絵本です。
人種を越えて、いろんな垣根を越えて、人々の心を一瞬で捉える本物の
絵だと感じました。
言葉がなくても、絵だけでダイレクトかつストーレートに強いメッセージ
が届くような素晴らしい絵本です。

さて、自閉症の僕が跳びはねる理由を読んで、いくつか心に響くメッセージがありました
ので著作権の問題などありますでしょうが、少し紹介させてもらいたいと思いました。

障碍があるという事で、成長しているのに小さい子供に対するような物言いをされた時
彼はとてもみじめになると書いています。
「本当の優しさというのは、相手の自尊心を傷つけないことだと思うのです。」というフレーズ
に、人としてとても基本的で大事な事を改めて気付かされました。

また、22章の「何かをやらされることは嫌いですか?」のところで彼はこう書いています。
「ずっと、僕たちを見ていて欲しいのです。見ていてというのは、教えることをあきらめないで
下さいということです。どうして見ていてという表現を使ったかというと、
見ていてくれるだけでも、僕たちは強くなれるからです。
僕たちは見た目では、言っていることを理解しているのかいないのかも分からないし、
何度同じことを教えてもできません。
そんな僕たちですが、頑張りたい気持ちはみんなと同じなのです。
だめだとあきらめられると、とても悲しいです。」
僕たちは、自分ひとりでは、どうやればみんなのようにできるのか全くわかりません。
どうか、僕たちが努力するのを最後まで手伝ってください。」

これを読んで、校長に「普通クラスで配慮を望むのなら、特別支援クラス、
もしくは擁護学校へ行ってくれ」と言われて、凹んでた自分に渇!を入れられました。
あきらめないよぉ!絶対に!
だってさ、特別な事なんか、何も要求していないんだもん。
知ってもらうこと、そしてほんの少し配慮と工夫をしてほしい。
ただ、それだけのこと。
全国的に公立の小学校は生徒数が減って、養護学校はどこもプレハブの架設教室を
建てなきゃ受け入れられないほどのパンク寸前状態。
違うもの、面倒なものは排除とばかり、根本的な原因さえ見ようとせずに、
分離し、一カ所に押し込んでしまった今の教育の歪みを、声に出して訴えていこうと思う。

人間としての基盤である、真の社会性や思いやりというものは、いろんな子供がいる中で
養われていくのではないか?
私には、超閉鎖的な学校という組織が、閉鎖的でご都合主義な為、一番大切なものを
見失って、さらに時代に即して変わっていけずに、どんどんじり貧になっていく
日本の古い一流企業と呼ばれている企業や、世界からどんどん置いてけぼりになって
衰退していく今の日本という国が重なって見える。
私は子供の母親として、先の短いじいさん達の都合で子供の未来を奪われたくない。

先生の中にできるだけ多くの諦めない先生がいてくれることを心から願う。

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2006年6月20日 (火)

さっちゃんの魔法の手

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=237

書店で絵本探しをしていて偶然見つけた絵本です。

読み進むうちに胸があつくなって、涙があふれてしまいました。

へんな人だと思われたかもしれません。

早いかな?と思いましたが、娘にも読み聞かせしました。

やはりまだ娘には早かったらしく、

「ももちゃん、手が5本あるから、お母さんになれるね、

よかったー!」という反応になってしまいました。

今はまだ無理に説明してもわからないようです。

この先、自分が少し周りと違って不思議なところがあると

思い始めた時期に、本人が手にとるなり、

読み聞かせしてあげようと思っています。

ももの障害も、確かに社会の中で生きていく上で

ハンデはあるでしょうが、

その現実をきちんと受け入れた上で、

それを個性として、胸をはって生きていってほしい。

横並びがよしとされる日本では、辛い事もあるかもしれないけど、

人と違うって事は、それほど悪い事じゃない。

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2006年6月 1日 (木)

たいせつなもの

娘が成長したら渡したいと思っている絵本があります。

なにげなく手にとって、心を奪われました。

日々慌ただしく生きているとうっかり忘れてしまうたいせつなことを

気付かせてもらったような気がしました。

子供向けというよりは、大人にこそ必要なそんな絵本だと思います。


この世のありとあらゆるものには存在する意味がある。

スプーンからはじまるその問いかけは、とても自然で

心地よい音楽を聴くように心にすぅ~っと入ってきます。

スプーンのいろんな側面をひとつづつ書きながら、スプーンの本質は「スプーンを

使うと上手く食べれること」と結ばれている。

そんなかんじで、空やりんごや雪やいろんなものが書かれて、

最後、あなたにとって たいせつなのは「あなたがあなたであること」と

読者へのメッセージでしめられています。

と同時に、「そらにとってたいせつなのは いつもそこにあるということ」

という答えのように、普段、何も考えずに当たり前だと思っている

すべての事に意味があり、必然性があると書かれています。

「あなたがあなたであること」

生きることが少しだけ楽になるような、そんな言葉。


現代では、ありのままの自分でいる事は強くなくては

なかなか出来ません。

社会という枠の中に入ると、正しくないと思う事も、呑み込まなきゃ

いけないし、時に嫌でも自分をその枠にはめこまなくてはやり過ごせない

時も多くあります。

自分の核(信念)を守りながら、生きるという事は、決して容易ではありません。

時に、自分は間違っているのではないかと孤独になったりするかもしれません。

そんな風に感じた時に、読んで欲しい絵本です。

「あなたは、あなたのままでいいんだよ」と言ってあげたいと思います。

http://www.ehonnavi.net/ehon00_opinion.asp?No=392

http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=392

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