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2011年10月18日 (火)

わからないままは、辛い

友達との遊びも、ずっと続けてきた大好きなスイミングも辞めて全てを勉強に費やす
から、塾を辞めさせないで欲しいと泣いて懇願するももに、
パパが「どうしてそこまでして、あんなに嫌いだった勉強をしたいんだ?」と聞いた。
そうしたら「わかりたいの」と答えたもも。
どうやら低学年の時にわからないまま教室にいて勉強していたのが、とてつもなく
辛かったらしく、もうあんな想いは嫌だからと言ったらしい。

2年の担任に「勉強は諦めてタレントとかに」と言われた事は一生忘れないだろう。
多くの人は、ありのまま無理させずにと言った。
が、ももはそれを拒んだ。で、時には無理もさせつつ二人三脚してきた。
そうして、かなりわかるようになった。わかる喜びを知った。
出来なかった事がどんどん出来てきて、人から認められるうれしさも知った。
それ故に昔に戻ることが余計に怖いと…。

得意の絵は、図工の先生が6年生の子達にお手本として見せてくれたりで
習字も林という字が木がふたつ状態で、全く書けなかったももが
今は自力で賞をとってくるようになった。あいからわず練習はいい加減だけど
それでも見て考える力がついたわけで、本当に成長してくれたなぁと思う。
そうやって、苦手が得意に変化していくうちに周囲も少しは認めてくれるようになって
自分の居場所が少し出来たような安心感が持てたのだろう。

ただ、やっぱり昔のままの部分も多く残るので、完全に普通、
皆と同じは無理だという親の想いもある。
かえって出来るようになった事で苦しみを増やしてしまったのかも…
と考える事もあるのだけれども、時間は戻せないし、一度しかない人生、
間違っても前を向いて突き進むしかないのだよなぁ。。。。と思う。

ももが昔、借りてきたヘレンケラーの伝記にヘレンのスピーチがあって
障碍者はいろんな事が出来ないから施設に押し込んでという考えは間違いだ。
少なくとも私は出来るようになる権利を主張したいといった意味合いの事が
書かれてあったように記憶している。

全部が全部変わる必要もないし、変えられない。
よく目にする「ありのまま」も、人それぞれ、時と場合で変化する。
いくら特別支援が進んでありのままを周囲が認めてくれるようになっても
出来ない自分を相手が譲歩してくれているとわかる環境に身を置くのは
人によってはとてつもなく辛い事もあるのだと思う。

そういう居心地の悪さは私にも経験がある。
年の離れた姉が、まだ中学生だった私を、あるブランドの内覧会(ファッションショー)
に連れていってくれた時があったが、一人だけ場違いなダサいその場にそぐわない
格好をした私は、とにかく逃げ出したい気持ちで泣き出してしまった事がある。
周囲がいくら気をつかってくれても、その場にいるのがみじめで、ただただ辛かった。

保育園時代、自分だけ何かが違う気がして怖かったもも。
これは周囲の環境を「理解をお願いする」事では解決しない。

たぶん、これから先、一生懸命、自分の違和感を埋めようとさらに辛くなる時期が
きっと来るのだと思う。
でも、それはもも自身が「自分は自分にしかなれない」事を悟って、自分を受け入れて
好きになるように自分の頭の世界を変えるしかないのだろうなぁと思う。


塾の勉強は苦戦しているももだが、その分、学校のほうは全てがとてつもなく
簡単に思えるらしく、昨日も社会のテスト勉強にドリルをやらせたら
漢字で庄内平野だの兼業農家だのさくさく書いていて驚いた。
半年ほど前までは、その語句さえ覚えれない、覚えてもまるっと全部ひらがなで
絶対に漢字で書こうとしなかったのに、知らない間に変身してるのかもなぁと
思ったのでありました。

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