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2010年7月14日 (水)

☆動物感覚を読んで☆ メモ4

動物感覚より抜粋

情動を使って将来を予測する

健康な動物は、情動薄弱とは正反対で、つねに、情動にもとづく健全な
決断をする。そうでなければならない。でないと生きのびることはできない。
情動が動物のためにする、なによりも重要な役割は、将来を予測させることだ。
昔はそんなことは知られていなかったが、今では研究の結果からわかっている。
 動物行動主義者は、情動は飢えとよく似たはたらきをすると学んできた。
飢えのなによりも重要な仕事は、人を生かして行動させることだと、すぐにわかる。
おなかがすくから、快適なソファーから立ち上がって、あるいはほら穴の中にある
居心地のいい岩から立ち上がって、なにか食べるものを探しにいく。
けれども、飢えが行動の動機づけだけでなく、将来を予測するものになっている
こと
は、たいていの人が知らない。体は、飢えに耐えられる最後の最後まで待ったりは
しない。それどころか、おなかがすくのは、食べ物を見つけて食べるために
必要なエネルギーがつきはてて、危険な状態になるずっと前だ。
飢えは早期警報システムといえる。

私たちの体の働き方を考えると、コンサルタントが問題に対処する時期を会社に
訪ねる質問を思い出す。問題に対処するのは、問題が発生したときなのか、
それとも手に負えなくなったときなのか。正解は、「問題が発生したとき」だ。
最後の最後になって問題に取り組む会社は、問題があるときに即座に解決
しなかったため、ふくれあがってしまった問題に直面することになる。


自然についても同じようなことが言える。ただし、自然は管理コンサルタントに
もう一歩先を行かせる。母なる大自然は、なによりも、私たちが困らないようにしている。
これは憶測ではない。情動は動物に将来を予測させるようにはたらく。


※省略部分 ねずみが猫を嗅覚で察知する実験。ねずみは猫が少し近くに
いるくらいでは逃げない。すぐ近くに感じないと逃げないし、恐怖も感じないらしい。

恐怖は動物にとって圧倒的な情動なので、進化は、おそらく恐怖を抑制する
脳のシステムを選択したのだ。種を増やすには、猫に食べられないようにする
だけではすまない。どんな生き物も、食べ、眠り、つがい、子をもうけ、幼い子が
自分で身を守れるほどの成長するまで餌をやって保護する必要がある。
このすべてをするために、ネズミは猫のことを忘れている時間が必要だ。


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