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2010年7月24日 (土)

佐藤初女さんのお話し メモ eduより

今を真実に生きると 必ず希望に つながります

佐藤初女

振り返ってみますと、戦後は能力ということに期待をかけて、
寝ても覚めても勉強、勉強という社会になりました。
勉強している子供が、雰囲気を変えたくて台所へ行っても
「手伝わなくていいから勉強しなさい」と母親から言われたものです。
つまり能力、能率に基点をおいたのが、現代の社会なのですね。

 しかし、それで子どもの本当の芽が育ったのかどうか、
そのお答えが今出ているのではないでしょうか。
私は格差という言葉をあまり好きではありません。
よい学校に入っても、仕事の能率がよくても、人としての道ができて
いなければ、結局さまざまな問題が出てきます。
やはり人としてどう生きるか、その人その人が持っているものを
どう生かすか、私はここが大切だと思っています。

 親が子どもに対して「よい学校に入れたい」「いい成績をとらせたい」
と思うのは、親の見栄もあるのでしょうね。
隣の子と比べたりして、言葉に出さなくても気持ちにあると、なんとなくでてきます。
戦争中は、何もかも忍耐で、やりたくてもやれないことがすべてでした。
それが敗戦とともに欧米から新しい文化が流れるように入ってきました。
そこで自分がやれなかったことを子どもにしてほしい、つまり親の願望ですね。
それは現代でも同じなんだと思います。

 親はよかれと思ってやっていても、でもそれは間違った愛情なんですよ。
親自身が自分の中に子どもの理想像を描いているわけです。
それを追求していくから、子どもは苦しくなっていくのでしょう。
親は自分の願望でなく、子どもの心の芽が育つよう、子どもと心を通わせ、
そしてサポートしていくこと。言葉ではなく親の生き方、姿そのものが教えに
なりますから、親がはっきりと信念を持つことだと思っております。

 そして最後に申し上げておきたいのは、先を急がないでほしいということです。
今の若い人たちはとても急いでいますね。遅れをとるのはいやだから急ぐのでしょうか。
でも先というのは、一瞬先のこともわかりません。
10分後のこともわからない。わからないことを考えるから、もっとわからなくなる。
でも、“今”ほど確実なことはないのですよ。
今をみんなで考えて、今というこのときを感謝して生きる。
今を真実に生きていると、この先の喜びや希望に必ずつながります。
今を満足しないと、先は不安のみになります。
お母さんたちは“今”を満足して生きてほしい、切にそう願っています。

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