依存 2
ももは、私と違って他者を求め、みんなと一緒である事を求める傾向にあります。
ただ、☆ちゃんは私のモノよ!みたいな感情は持っていなくて、
他者に対する欲みたいなものは淡泊に思えます。
しかし一方で、似た感じの別タイプの子から依存されやすいタイプだなぁと思います。
その最たる例がBくんとの共依存でした。
Bくんは、自分が気を許した相手に対して酷く高圧的な態度をとります。
Bくんのママいわく「暴力ふるうのも、ももちゃんに甘えているからだと思う。」そうですが
確かにももに執着し、あれこれ過剰に世話を焼いたり命令して
思い通りにならないと、噛む蹴る殴るの暴力でもって自分の主張を通そうとするのです。
一方ももは、Bくんの暴力に泣きながらも、助けてくれたりするところもあるのだからと
すぐに許してしまって全面的に受け入れてしまう。
そして、お互いに泣けるほどのやりあいになっても離れられずに
毎日のように遊ぶという理解に苦しむ関係でした。
母親の立場としては、ももには自分のこういう傾向を知って、暴力を伴った
共依存の関係になりやすい相手には近づかないで居て欲しいと思ったりしますが
どうなんでしょうね。
同じ障碍名の女の子との関係も、ももは執着の対象になる場合がほとんどです。
保育園時代は、もものストーカー!?と思うような子がいました。
遊びの塾では、ももが他の女の子と口をきくのもダメ~!と独占するお友達が
いますし、ももが妹のように思っている子にも、試すような高圧的な態度を
取られてしまいます。
でも、ももにしてみれば、自分が好きな相手は無条件に受け入れてしまう
=好きだから嫌だって言えない。ように見えます。
この無条件に相手を受け入れて、どんな酷い事をされても一度受け入れた
相手に対しては許してしまうところは、私にはないところだなぁと思います。
積極奇異型でしきりたがり屋なので、一見すると逆に見えますが
実は他者を無条件に受け入れてしまうところが、ももの利点でもあり欠点でも
あるように思えてしまうのでした。
どんな酷い事をしてもすぐに許してくれると相手に思われしまうと
つけ込まれてしまいます。
また、自分の心の近くまで、危険な相手をすぐに入れてしまう
距離感のなさは、自分の心を過度に傷つけることにもなってしまいます。
でもって、子供の場合、余程の事がない限り、一度築かれた力関係は
固定されてしまいがちになると思います。
特に相手が異性の場合や、ももを利用するだけの相手の場合が
心配だったりします…。簡単につけ込まれて騙されてしまいそうで…。
頻繁にあう事のない相手の依存はまだいいのですが、
Bくんのように毎日顔をあわせて、お互いに距離感を保てない者同士の場合は
本当に困りました。
毎日DV被害を受けていると言っても過言でない状況が発生していました。
まだまだこれからですが、ももには自分を客観視し、
相手を見極め、距離を上手くとる事を、学んでいって欲しいと思っています。
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