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2010年3月 4日 (木)

イジメスパイラル 3

私が、学校に駆け込んだあの日に担任が話し合いの場を
持ってくれて、その後学年を挙げて道徳の時間を設けてくれたり、
クラスメイトひとりひとりに話をしたりしてくれていると伝え聞く。

私も、☆★ちゃんから、イジメの中心になる子を教えてもらい
実は3年生当初から、それはあった事などを知った。

3年生になってから、家にはお友達がよく遊びに来ていて
仲良く楽しそうに遊んでいる様子や、ももに対してもやさしく好意的な
様子しか見ていなかったが、学校ではほとんどの子が
ももをいじめてもいい子として扱っていた事などを知った。

それは巧妙に担任の目を盗んで行われていたのかもしれないが、
私は、おそらく担任は全部ではないが知っていたと確信している。

それを放置した学校側。
私の前とみんなの前で全く違う顔を持つ子供達。

その現実に打ちのめされたような気分になっていた。

一体、大人も子供もどうなっているんだ!という怒りに支配され
その怒りは私の身体を過呼吸という形で蝕んだ。
どうにかその怒りをやっつけるというか遠ざけるのに成功したが
怒りは相手も自分もマイナスの方向へ引きずり込む。

私は今まで困難を克服する事しか考えてこなかったが
もしかしたら、克服しない事で勝てる道というのを選択したほうが
いい場合もあるんじゃないかと、ふと考えた。

それからテレビを見ていたら、ストレスは脳細胞を破壊するという
事をどこかの教授が話していた。
確かに、ももが誕生後いろんな事が重なって、去年の教師によるイジメ発覚の後
解決したにもかかわらず、ふと弛緩した瞬間今までの反動で酷い無気力感に
苛まれ、物忘れが加速したんだよね。

でもって、破壊されない為のストレス回避の工夫を紹介していて
それは「今日一日を振り返ってよかった事を3つ思い出すを毎日やる事」
なんだそうです。
さっそく試してみることにします。

どうしてもネガのドツボに嵌っちゃうと、ネガスパイラルに
自分を破壊するような感情や発想に支配されちゃいますよね。

でも、自分をその渦中から救い出して開放してみると、
捨てる神あれば拾う…で、いい人や良いこともたくさんある事に
気づけるようになるんですよね。

また、軽いウォーキングやジョギングなどもよいそうで、
お気に入りのパン屋さん目的に楽しみながらそれをしようとも
思いました。

ももは、近所で遊びやすいという理由で遊んでいたグループを離れ
大人しく穏やかな子と遊ぶようになりました。
これは、もも自身が自分で考えて行動した事であります。
ほぼ全員がももを無視する中、2人程ももを受け入れてくれる子が
いたようです。

ただ、わざわざ離れたのに、放課後2人で遊んでいると
いじめているグループの2人が「一緒に遊ぼう!」としつこく
さそってきたそうで…。
どうも話を聞くかぎり、その中心の女の子に睨まれるのが
怖くて学校限定でももを無視したり、命令でいじめているだけで
その子がいない場所では、そこまで嫌われているわけでは
なさそうだということが見えてきました。

このまま学期末という事で、何の報告もなく、うやむやに
されてしまう雰囲気なら、管理職に話をしに行かねばと思っています。

近くの書店でいじめ対策の本を立ち読みしましたが、
絵に描いた餅のようなものが多かったです。
奥田先生が関わったいじめの本も取り寄せてみましたが
すでに、自分の中にある答えを再確認するような内容でした。
ただ、絵に描いた餅じゃなく、料理したら食べられる餅というか
一番納得出来る内容でありました。

ただ、一番の懸念は、どんな子供でもいじめられても良い子なんて
ひとりもいない。
いじめられている子にも責任があるとか、仕方ないとか
そういう事は一切言うべきではない。
こどもの問題は、こども自身で解決するべきだ等々はありえない。
というのがこの本にも書いてあり、私の考えも同じであります。

しかし、現実はこの本と真逆の考え方の教師が多数いるという問題が
大きな壁としてまず存在していると感じます。

自閉者の為に研究者としてボランティアとして活動されている
ある小学校の教師も、「いじめられるほうにも責任がある、仕方ない」
と言っていて、それはどの子も平等に与えられた試練であり、
乗り越えなければいけないのだと言われた瞬間、その人に
支援してもらいたくないと思った事がありましたが、
いい先生と思える方でも、そのような考え方の先生が多いのが
現実なのだと思いますから。

確かにももにはいじめられる要素がありますし、
それに対して親として出来る事をやってきましたし、
今後も続けますが、先生という立場の人がいじめられている
本人や親に対していうべき台詞ではないと思う。

そして、これは人の気持ちの問題であって、
正論や罰則で立ち向かっても解決しません。

相手が自分で自分の心に光りを当てて、
そうか!と気付いてもらうしか本当の解決の道はありません。
子供達の前にまず先生の意識改革から必要なところが
ため息が出てしまう原因なのだと思います。

それには、自分の心から怒りを追い出して平温を呼び戻し、
方法と順序について、頭を使わないといけませんね。

ちょっと想像しただけで、壮大な道のりに思えてしまっています。

孤軍奮闘じゃなく、誰か他に1人でも仲間がいればと思うのですが、
例のかんもくでいじめられている子のママいわく、「へたれな我が子が悪い」
と言うようなママさんが多いんですよね。

果たして土壌改良が可能なのか?
限界を感じて別の道を模索することになるのか想像もつきませんが
出来るだけの事は無理をせずに思い詰めずにやってみようと
思っています。

要は話のもっていき方と、タイミングなんですよね…。

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コメント

ちょうど、明日の記事を書き終わったところなのですが、
ちょっと内容がリンクしていてびっくりしました。

>「へたれな我が子が悪い」

まさに、私の母がそうでした。

momoははさんが、ももちゃんのために
こんなにも怒って、奔走して、
必死でわが子を守ろうとしていることを
(つい、子供の目線から考えてしまうので)
とてもうらやましく思います。

たとえ、学校のいじめが解決しなかったとしても
自分の親だけは、自分の味方でいてくれる…
そう思うだけでも、
子供にとっては大きな心のよりどころとなります。

いじめの問題はほんとうに難しいです。
けれど、なんとか解決に向かって欲しいと
心から願います。

投稿: しーた | 2010年3月 4日 (木) 21時19分

こんばんわ。
私も、「いじめられる方にも原因が・・・」
というのはおかしいと思っています。
その論理は、「殺される側にも原因があるから・・」
というのと同じ理屈で、人間が集団で生活する限り、たとえそれが現実に即した考えであっても、認めてはいけない理屈だと思っています。

嫌がられる理由がある、だから嫌いになった。
は、良いのです。
それを理由に避けるのも当然です。

でも、他の人にまで影響力を及ぼして、集団で避けたり意地悪するのは、丸きり別のことだと思うのです。
これは「いじめ」であって、される側にもする側にも負の効果を及ぼすものだと私は思っています。

お話に出てきた、
学校以外で遊ぼうとするお子さん二人にしたって、
どれだけ心に暗いものを残していくのか・・・。

いじめを、「された側」に原因があるとして放置するのは、「している側」になっている子供たちを救うことさえ放棄していると同じなんです。

親ならば、普通の心を持った親ならば、わが子がいじめる側に立つことが嬉しいでしょうか。
学校では親分の言うことを聞いていじめに加担し、隠れてそっと遊ぼうとするようなこそこそした小学校生活を送らせたいと思うでしょうか。

そうではないと思うのですよ。

活路を開くとしたら、学校よりもむしろこうしたお母さん方にうまく働きかけることではないかと思ったりします。

「うちの子は優しいのに、怖くて出来なかっただけ」
と思いたいお母さんたちは結構いると思います。
そこが動き出せば事態は少しは動きませんでしょうか?

投稿: sei | 2010年3月 4日 (木) 21時59分

しーたさん、コメントありがとうございます。

今、私はしーたさんのお母様の立場と同じなので
お母様の置かれた状況や気持ちもなんとなく
理解出来る気がします。
部分的に突出して出来る部分を持っている為に
出来ないという事がどうしても理解出来なかった
のかもしれません。

私もまだ道半ばですが、ももを知る為に
時間を多く費やしてやっとほんの少し理解
出来るようになったかな?という程度です。

感情的に子供を追い詰めるような事を
口にしてしまうというアスペちゃんのママを
知っていますが、ママさんもママさんなりに
苦しみもがいてらっしゃいました。
特に同性の子供の場合、つい自分と比較して
違いを受け入れるのが困難になるというのも
なんとなく、私は理解出来ます。
それは許されない事ではあるけれども、
そうしないと自分が壊れてしまいそうなくらい
ママさんが追い詰められている場合も多く
正論で論じる事が難しい問題だと思っています。
どんな母親でも子供を憎い親はいないと思います。
口でどんな酷い事を言っていても陰では違って
いる事も多いのではないかとも思います。
実際、私の母は、長女の姉と折り合いが悪く
姉にいつも辛く当たっていましたが、
姉が何かあると、自分の事のように心配していました。

私も自分の限界を超えてやろうとしてしまうと
ストレスでももに当たっちゃいそうになるので
配分を考えつつ、作戦を練っているところであります。

ももを二度と二次障害にさせたくはありません。
強迫観念や自己否定感もこれ以上強めたくはありません。

投稿: momo はは | 2010年3月 5日 (金) 14時45分

seiさん、コメントとアドバイスありがとうございます。

今の時点で、いじめている子の親に話をしにいく
つもりはありません。
半分の子の親は、偶然見た自分の子の行動に
対して注意してくれています。
また、半分の子の親に一度相談しましたが、
「子供の問題に親が口を出さない方針だ」と
言われました。
ももは、入学と同時に引っ越してきましたが、
他のお子さんやママの間には、通っていた保育園なり
幼稚園別の派閥なんかもあって特に女の子のママは
難しそうな印象があります。

また、発達障碍のある子が、保護者に説明と理解を
求めて余計に状況が酷くなり、別の学校へ移っていった
例なども多くあります。
その事に対して、発達障碍なんかがある子が他所へ
行ってくれてよかったとほとんどの親が「ここだけの話」
として本音を語っていた事などもあり、
私は、それをするのは人を選んで根回しなり完璧に
しない限り自殺行為に思えています。

以前住んでいたところのママは、元ヤンキーママが
多かったですが、人の道をはずれた卑怯な真似を
すると、はり倒して注意するママが多かったです。
でも、今住んでいる地域は、他人に対しても子供に
対しても無関心な人が多く、イジメを育ててしまう風土が
色濃くある地域です。

今回の事は特に学校限定でおきている事なので
まずは、学校にお願いをしようと考えています。

傍観者や言うことを聞いているだけでもいじめている
ことになる事。また、それがどんな結果を招くか
丁寧に教える必要があると思っています。

投稿: momo はは | 2010年3月 5日 (金) 15時02分

保護者さんの色合い、確かにありますよね。
「子供に任せる」という親は確かに難しいと思います。
つまりは「責任は私にないぞ。」と、考えているから。

よく言われることですけど、「いじめ」は、本体となっている子を責めるより、見て見ぬふりをしている子、或いはなんとなくつられて動いてしまっている子、を動かしていくのがポイントだそうです。

団子になって絡んでいる状態を、少しずつ引きはがして、
そうして最後には、本体を孤立させてしまう。
そうした方法でないと、いじめってなかなか止まらない。

momomamaさんのおっしゃる通り、本体の子をガツンと怒ったところで、裏に回ってしまったり、他の子にターゲットを変えたり、或いは本体そのものが入れ替わったりするだけですもんね。

その辺りをわかって、上手に親に働きかけてくれる先生だとよいのですが、そうでないと、かえって傷口を広げたりして・・・確かに難しいですね。

お役に立てなくてごめんなさい。

投稿: sei | 2010年3月 5日 (金) 17時03分

別のママさんに相談して玉砕したりしてたので
必要以上に守りに入っていた私の背中を
seiさんのアドバイスが押してくれました。

今日の星占い「対人関係最悪」と、朝のテレビで
言われて誰ともあわないほうが無難かもと思って
ましたが、後先考えず条件反射のように
動いてしまいました。

ありがとうございました。

投稿: momo はは | 2010年3月 5日 (金) 19時01分

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