家庭内、異文化コミュニケーション
これは、理科の問題の画像です。
★図のようになってとまっているとき、ほういじしんの
はりの色をぬったぶぶん(ア)は、
どのほういをさしていますか?
これを、ももは「東」と答えました。
そこで、『それは見たまんまやん!答えになっていないよ。』
と私が言ったところに、パパが横から入ってきて、
〔どうして?東じゃないの?これ、あってるよ!〕と言ったので、
『だってさ、これは理科のテスト、じしゃくの単元のテストよ。
確かに質問の問い方が、誤解を招くような言い方してるけど、
じしゃくの色のついたほう、N極は北を向くって知ってたら
普通は、北と書くはずじゃん…』と返すも、
〔これ、問題の問いがおかしい。俺も、もも も悪くない。
これを北と書けというほうが頭がおかしい〕と、ももを間に
言い合いになりました。。。
確かに、問題の問いはおかしいですけど、
私的には、その状況や、見えていない情報から考えて
見たまま、字義通りに答えるのは?おかしいんじゃないの?
と思ってしまうわけで…。
そうだけど、そういう風にとってしまっては…という事が
日常生活の中でも山ほどあって、この小さなズレがつもり
つもると非常に疲れてしまう。
別に、パパやももを否定しているわけでもなし、
この場合は、確かに問題が悪いし、それはももやパパの
指摘通り!正しいけど、これを訂正して提出しないと
いけないんだし、問題は悪いけど、答えは北となっているんだし、
そこから推察してこういうパターンもあるのか!
でいいじゃんか!と思うのさ。
そこを掘り下げて、批判したって、時間もないし、
何も得るものなんてない気がするんですけどー
と、心の中でつぶやきつつ、貝のようになる事が多いです。
さっさと議論を切り上げて、ももをお風呂に入れてベットに…と
頭の中はその先を考えつつ、「あーっ、こんな時間だ!大変!」と
その場を逃げる私。
私にとって、絶対に曲げたくない大切な事って実はそんなに多くないので、
「ママの頭がおかしい」と非難されようが、「はいはい、そうだね。」で
すんじゃうのですね。
でも、あまりにもきつい言葉で自分が正しい!を主張されまくると、
嫌な気分になるし、とても疲れる。
それに北と書き直して提出しなきゃいけないのに
「東のままでいい。パパがこれであっていると言いましたと言え!」は
まずいよね。ももが損するよね?
と心でつぶやきながら、一旦終わりにして、翌日訂正させました。
北と書き直す事で自分のアイデンティティを否定されたと思う事自体が
私には到底理解出来ないように、パパにも私の考えは理解出来ないのだろうなと
思う。
でもって、相互理解出来ない事なんて、育った環境や性別やいろんな
要因で山ほどあるのだから、そこを責め合っても何も良いことなんかない。
人は違って当たり前。文化や性別や感覚やいろんな違いを認め受け入れた上で
じゃあどう折り合っていくか?それをいつも考える。
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コメント
わたしは、この問題については、
どちらも正解と感じます。
この問題は、この年代の子供にとっては、
いわゆる"引っ掛け問題"なんですよね。
けれど、問題文も少し悪くて、
"図中の(ア)は、実際はどの方位になりますか"
と問うべきです。
この場合、
私が高校時代に教わった数学の先生に言われた言葉が、
いちばんしっくりくるかもしれません。
「難しい問題はなぜ難しいのか。
それは、問題文に書いていない"暗黙の条件"があるんだ。
それに気付けるかどうかがポイントなんだよ」
と。
小学校のテストですので、"このぐらい"という気もしますが、
(作る側もそんな気持ち?)こうした小さな疑問を、
"指摘して、その理由を説明できる"ということも大切だと感じます。
日本の子供が議論に弱いといわれるのは、
こうした教育で"自分が変だ"と感じても
言えない雰囲気にあるからだと思います。
でも、大人でも研究者は、
こういうことにムキになって、
"おかしい!"という人が多いですよ。
だから、研究者になれたのかもしれませんね。
投稿: しーた | 2010年2月21日 (日) 17時49分
しーたさん、コメントありがとうございます。
そうです、どちらも間違いではないですよね~。
同じ物を前と後ろから見ているような視点の違いから
くるというだけの話なんですよね。
子供の場合、頭ごなしに否定せずに「あなたの視点も
面白いし正解なんだけど、別の視点もあるのよ~」と
教える事が大事なのかもしれません。
ただ、パパに関してはそう思えず…。
違いを互いに尊重しあうには、相手を責めたり
立場や感情などを考えずに自分の主張をしては
かえって分かりあえるものもそうではなくなります。
違うのは当然だし悪くもないですからね。
逆にパパやももの発想をユニークで素晴らしいと
思うこともありますが…。
>でも、大人でも研究者は、
>こういうことにムキになって、
>"おかしい!"という人が多いですよ。
>だから、研究者になれたのかもしれませんね。
それが許され生かされる環境は今の日本では、
限られていると思っています。
それに私にとって、ムキになって自己主張し相手を
攻撃すると研究者気質?というのは必ずしも
結びつきません。
相手を攻撃せずに、自分の考えを主張すればいいと
私は思います。
投稿: momo はは | 2010年2月22日 (月) 17時36分