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2009年12月 4日 (金)

小道さん、ありがとう♪

小道モコさんの「あたし研究」を読んだ後、心の中がじんわりと熱くなりました。
言葉少なに語るその言葉ひとつひとつに、小道さんの人となりが感じられて、
その聡明さと折れそうで折れない柔軟な心から発せられる言葉に、ふんわりと
包みこまれたような感覚に陥りました。

「定型発達者とASD当事者との間には、どうやらとても大きな溝があるようです。
双方の理解は、その溝を埋めることはできないと思います。
でも、その大きな溝に橋を架けることは可能だと思っています。」

現実を直視しつつ、悲観せず前向きに生きようと努力している小道さんの
姿勢が伺えるひと言でもあり、私たちに希望と勇気をあたえてくれる言葉だなぁと
思いながら読ませていただきました。

この「あたし研究」は、まさに架け橋になるような一冊だと思います。

小道さんの言うように、私も、ももを完全に理解することは出来ていないです。
頭でわかっていても、予想のつかないももの言動にいちいちその都度、驚いて
過剰反応してしまう自分がいます。
でも知ることによって、その衝撃を和らげたり、仕組みがわかることで
過剰な不安を抱かずにすみます。

小道さんと共通点が多いももは、自ら手にとって何度も読み返して、
自分を解明しようとしだしました。
まだ、「わからないがわからないんだ」という部分が多いももにとって
この本は、その謎を解きほぐす為の助けになるかもしれません。

もも達が、想像以上にめいっぱい頑張って日々を生きているという事が
鮮明に伝わってきて、胸をしめつけられるような気持になる場面がありました。
感覚が「限定一名様」なももたちは、見ること、聞くこと、ひとつひとつが
全力疾走で、生まれつきそれしか出来ない仕様なので、いかに心身を消耗
しちゃうのかがよく伝わってきました。

ひとつひとつの感じ方が強いと、よい面もあるでしょうが、
どんなに生き辛いのか、少し想像しただけで涙がにじんでしまいました。

そんな過酷な日々を生き抜いてきた強さと聡明さが小道さんには
感じられます。
そして、その大変さをことさらオーバーに語ることなく、淡々と書き、
そんな自分を受け入れ愛しながら、前向きにいきましょうと言ってくれる
小道さんになぜか勇気づけられてしまった私です。

下手な専門家の本を読むよりも、我が家にはこの本のほうが数倍わかりやすく
余計な(勘にさわる)メッセージもなく、すんなりと読めて発見がいっぱいある
とてもよい本でした。なんというか、物凄く素直な本という印象でした。

手許に置いて読み返したくなる素敵な本でした♪。

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