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2009年6月 2日 (火)

獣の奏者エリン

ももが今、一番嵌っているアニメ番組。
文庫本も出ていて、ももの読む本にしては、文字量が多めだが、
どうしても読みたいというので、
これはチャンスだと思い、買ってあげた。

本を読み慣れていないので、ひとつひとつ確かめるように
丁寧に読んでいる。

母は子供の時から、興味を持ったら、ご飯も食べずに、最後まで
一気に読み込むタイプだったけど、ももは、じっくり派のようだ。

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エリンは闘蛇という竜のような生き物を操れる術を持った
流浪の民、霧の民の血を引く娘。
エリンの母親である獣ノ医術師のソヨンは無実の罪をきせられ
エリンの目の前で、どう猛な闘蛇がうじゃうじゃいる湖に落とされ
処刑されてしまう。
母を助けようと、思わず、飛び込んでしまったエリンを
ソヨンは、封印されていた操者ノ技を使って、闘蛇を
コントロールし、エリンを闘蛇の背に乗せて逃がす。
逃がした後、ソヨンは、エリンの目の前で闘蛇に食い殺されてしまう。

そして、蜂界のジョウンに偶然助けられたエリンは、
生き延びて、ジョウンに育てられる。
森の中の生活で、偶然、顔は狼、身体は巨大な鷲のような
生き物である野生の王獣を見つけ、王獣に惹かれていく。

年月が経ち、成長したエリンは王獣使いになる為に、
カザムル王獣保護場へと入舎する。
ひょんな事から、保護された王獣の子供の世話を任される事になった
エリンは、王獣の命を救う為に、王獣規範を無視した独自の関わり方により、
王獣の子の命を取り留め、決して人に懐かないと言われる王獣を飼い慣らしてしまう。
しかし、その事によって、エリンの人生が大きく変化してしまう事になる。

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と、ここまでが、現在までの番組のあらすじです。

ももは、生き物が大好きです。
エリンもまた心やさしく、生き物が大好きな女の子であるので、ももには
入りやすかったのかもしれません。
が、物語は、残酷で、淡々とした現実のシーンを突きつけてくるような場面が
たくさんあって、子供向けのアニメにしては、シリアスな印象でした。

エリンがせっかく助けた闘蛇の赤ちゃんを、人に懐いた闘蛇は処分
しなければいけないという掟の為に、目の前で殺されてしまうシーンや、


エリンの目の前で、母親がどう猛なのうじゃうじゃいる池の中に落とされて
処刑されるシーンは、これが子供向けアニメなの???という感じ。

でも、毒にも薬にもならないアニメよりも、ジャングルの奥地の原住民の
ように、生きる為には、残酷な掟も受け入れなければいけないという
生きる事のすさまじさ、今、自分が死なずにここに存在している事の奇跡を
実感するようないい場面でもあるように思える。


竜に似た闘蛇や狼に似た王獣。
古代神話にも出てくるような獣の設定が、面白い。
獣は、獣であり、人に慣れさせてはいけないという教えと掟。
飼い慣らされたペットよりも、そのままの生き生きとした野生動物に
魅力を感じるエリン。

動物好きな、ももは、王獣にあいたいと夢中になっている。
フィクションの中の真実みたいなものがあるとしたら、
このアニメーションには、そのエッセンスがいっぱい散りばめられているような
気がする。

子供向けというには、あまりにも生々しく厳しい場面が多く、
政治や、人の持つ逃れがたい負の本能みたいなものを露わに書いていて
それに夢中になっているももは、やっぱりある意味、大物な部分を
持っているのかな?なんて、親バカな深読みをしてしまうのでありました。

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