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2009年6月 6日 (土)

見えている

ももが診断を受けた4歳の時、傍らで医師と両親が話している事を
理解し、保育園で「ももちゃん病気だから出来ないの~」と言った出来事は
以前も書いたが、

さらに、少し前、遊びの塾(発達障害児の為の遊びを通して社会性を学ぶサークル)
について、「私が悪い事ばかりするから、あそこにママは、私を入れたの?」
と聞きました。

唐突で、直球な質問に、正直 ぎょっ!としました。

まあ、当たらずとも遠からずなんですが、確かに最初は、人づてに聞いて
見学に行き、でも思っていたところと違っていたのでやめようかなと母は思っていた。
でも、ももが気に入って、「どーしても入りたい!」と言ったから、
学校以外の居場所として、入ったというのが正解。

問題なのは、密かに、親や周囲が自分の事をどう捉え、考えているかを
いつも的確に捉え、それを話さずに、自分の中で溜め込んでいるかもしれないと
いう事。

確信に振れるような事を言いながらも、まだ物事をミスリードせずに、上手く理解
する力は、備わっていないだろうという事。

なので、本人に面と向かって、告知するという事は、するつもりはない。

それに私自身、障碍という枠にももをはめ込んで説明するのが嫌なので、
話すとしても、告知みたいな事はしたくないなぁと思っている。
たぶん、私が話さなくとも、自分で知りたいと思ったら、主治医に聞くかもしれないし、
自分で調べるようになるかもしれない。

でも事実を知ったとしても、障碍のせいにして逃げるのではなく、
障碍関係なく、自分を知って、肯定し、そこから自分の出来ること、
いいところを広げていってくれるようにと、願う。

ももは最近、いろんな事をたくさん話してくれるようになった。
遊びの塾の子達は、学校のクラスメイトよりも幼く、なんだか違和感を感じる
という事も率直に話すし、
逆に自分も今、周囲から少し浮いていて、クラスのみんなとしては
受け入れられても、個人としてはいまいち受け入れられてないと話す。

とてもよく他者も自分も理解しているようで、でも、理解にもでこぼこがあり、
すぽっと理解が抜けている部分もたさくさんある。

正直に話してくれるももに対して、私も、正直に直球で話す事もある。

どういう風にしていけばいいのか?どう考え、どう行動したほうが得なのか?
それに対して、素直に耳を傾けるもも。
そして、あまりにも言葉通りにそれを実行したりする、、、(苦笑)
言葉通りすぎて、不自然で逆効果とか、気付け~!と、、、思うけど仕方ない。

たぶん、彼女の中で、何かがひとつ成長出来て、いろんな人のお陰で
少しだけ自信も持てて、安心もできているからこそなんだろうなぁと思う。


K先生のところにももを連れていった帰り、
「ママ、こんな私を産んで育ててくれてありがとう。」と言われた時は、
心の中を見透かされているような罪悪感と、せつなさで、
泣いてしまった事もあった。
そんな言葉をももに言わせてしまった自分が嫌になった。
と、同時に、どんな事でもして、この子を守らなければと思った。

この先、もものこのアンバランスさ(人一倍、他者の気持ちが見えるのに、
自分自身が見えてない)は、彼女を苦しめる事になるだろう。
いっそ、いろんなものが見えないのなら、すっぱり見えなくて、他者を
求めずに、一人でいるのが好きなほうが楽だったのではないか?
とも考えてしまうのだが、そんな事は、考えるだけ損で、
どうしていけばいいか?前だけを向いて歩いていくしかないのだろうな。

今は、先生に恵まれているが、一人だけでもいいから、
ありのままのももを好きで受け入れてくれるお友達が現れてくれますように。

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