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2009年6月10日 (水)

ゆっくり成長する脳

週末に大学祭でお会いした只今一浪中の青年のママの話が
先を見通すのにとても参考になった。

現在浪人中で予備校と家庭教師で勉強しているようだが、
ママいわく、予備校の先生が首を傾げるような不思議な間違いを
する事があって、
そこは、長年、彼を見続けているママ。

問題文のイラストの車の絵の向きを見て、
同じ方向にしか車は進まないと思いこんで問題を解いていると
すぐにわかった、、、という話をしてくれた。

普通は、そんなところに描いてあるイラストなどに
そこまで深い意味を感じず、文章から柔軟に発想を
して問題を解くだろうに、
そういう絵に捕らわれたり、同じ方向にしか進まない
なんてどこにも書いてないのに、
そう思いこんでしまう脳みそなんだよね~。

もの凄くよくわかるわ。
予備校の先生では、彼の謎は解けないよね。

私は、この話を聞いて、「やっぱりある段階で、思い込み脳が
自然に改善される事はないのか。。。。」と思い知った。

また、脳の調子の悪い時と、いい時の差が、同じ人間とは
思えないくらい激しいという点も、ももそっくりだったので、
「それは、今もそうなんですか?」と聞いたら、返事は「そう」
であった。。。。。

ただ、浪人中の今、そういう自分の思い込み部分が少し改善
されつつあり、今までバラバラに蓄積された知識が、急にポンと
繋がったら、飛躍的に偏差値があがったという話だった。

この、知識がバラバラで、概念把握までに時間がかかるけど、
ある日、突然、繋がって、ポンと成長するという感じは、
ももにも共通しているような気がした。
ただ、ポンと繋がるまでが、えら~く長いので、側で
見守っている母は、根比べですよねっていう話になった。

読み書き障碍の程度もよく似ているので、
現国は、文体によって、理解の差が激しく出るし、ひとつの
言葉にいろんな意味が含まれていて、いろんな解釈が
出来てしまうものは、とても苦手という事であった。
ただ、好きな作家のものは、完璧に読込みも出来てしまうらしい。

この話を聞いていて、有名な豊川の高校教師の話を思い出した。
ずっと学校の成績は地を這うような成績で、ぱっとしなかった人が
成人後、アインシュタインに感化され、そこから猛烈に勉強し
大学に受かって、高校の教師をされている、有名なあの方。

たぶん、彼も、もも達と同じ、ゆっくり成長する脳の持ち主なのかも
しれないなぁと思う。

実際、最近の脳科学では、子供時代は知能指数が低くても
他の子供が10歳くらいで脳の原型が完成してしまって、成長が
とまるのとは違って、ゆっくり20歳くらいまでかかって成長していく
脳タイプの人の中から、とても知能が伸びて高くなる天才タイプが
多く見受けられたというデータがあるそうで、
(半信半疑ではありますが、、、)ゆっくりさんは、ある日、
大化けする可能性を秘めているのかもしれませんね。

アインシュタインも子供時代は、周囲の大人達から「知恵遅れ」と
言われたくらい勉強もできなくて、発達も遅れていたと自ら話しています。
でも、普通ならば、10歳で大人脳になって、子供のような興味や空想を
しなくなるところ、自分は、長く、子供のような興味と空想を続けられた
事によって、その後、あのような発想が産まれたんだと話しています。

今の教育は、のんびりさんを追い詰め、追い立てるような教育で、
彼らの興味やゆっくり空想?妄想する特性を無理矢理つぶしてしまう
ところもあるのかなぁと、思ったりします。

欲張りで、平凡な脳みその私は、ある程度、公教育にもついていきつつ、
よいところも潰れないような方法はないのかなぁと思うのですが、
今の段階でさえ、遊びやゆったりした時間と、やらなければいけない事の
時間配分に、四苦八苦しているのですから、情けないですわ。

1か100かの白黒思考であり、エネルギーも少なめな人達ですから、
心と身体が潰れてしまわないように、最低限、守るのが、親の最低限の
役目なのかもしれません。

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