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2008年12月 9日 (火)

講演会に行ってきました~

はあとのてんし と いっしょさんのところで、
ソーシャルスキルではなく、ライフスキルという言葉を聞いて
http://ameblo.jp/fuwafuwaame/theme-10001729371.html
感銘を受けた梅永先生の講演会に行ってきました。

こうままさんのところで、この講演会の事を知りました。
http://www.ne.jp/asahi/hp/katatumuri/index.html#

当日、眼鏡をなくして、目がよく見えない私は、
前のほうの席の中央付近に座りました。
梅永先生のお話が終わって、ふと、横を見ると、
そこには、こうままさんが!!!びっくりしました。

梅永先生のお話で印象的だったのは、

ボトムアップ(底上げ型)から、トップダウン(目的指向型)へ
というお話。

例:買い物
×数が数えられて、お金の計算ができるようにならないと
生活してゆけない(底上げ型)
○お金の計算が出来なくても500円玉ひとつ持っていけば
ハンバーガーは買える。

例:就労
×手先の訓練や数を数えるられないと就職できない
○まず、就職する地域で、どんな仕事の需用があり、
その仕事につくには、どんなスキルが必要かを調査し、
それに基づいて、指導、支援を行う。

どうしても出来ない事を無理強いしたり、
実際の就労には役に立たない事を頑張らせないと
いう点では、納得出来るお話でした。

ただ、買い物にしても、就労にしても、社会は常に変化していきますから、
急激なインフレで、ハンバーガーが3000円くらいになるかもしれないし、
就労に関しても、この先、需用が冷え込むのは確実な今、
昨日の常識は、今日は通用しなくなるかもしれない。
企業に就職するという考え方以外の全く別の仕事の形態を考えるとか
常に、どんな場合でも、サバイバルできる柔軟性を親が持っておかないと
厳しいのではないかと、そんな風に思いました。

でも、トップダウン型は、当事者にも支援者にも、わかりやすく、
また目的が明確なので、頑張りやすい考え方だと、思いました。


東京や東京近郊では、需用を調べて、先を見越した体験を
積んでもらうという事を、養護学校や支援団体が行っていて、
効果をあげているそうです。

その他のお話

アメリカでは、一年に一度、自閉症の日?発達障害の日?というのが
あって、テレビをつけると、一日中、叫んで、ぴょんぴょん跳ねてる子供
が出ている日があるし、雑誌なども、特集を組んだりする。
また、発達障害者センターへ行くと、ニュートンやモーツアルトといった
発達障害者の偉人達の顔写真だったか、人物画だったかが、飾られていて、
定型の子供達は、それらの偉人を尊敬しているので、
天才=発達障害者→脳の違う人→尊敬と、理解するようです。

犯罪のニュース=発達障害者→脳の違う、怖い人→排除 となっている
日本との差を、つい感じてしまいました。





さて、梅永先生のお話もとっても素敵だったんですが、
当事者のママさん(親の会代表)や、見晴台学園から出来た
自立支援センターるっくの施設長である鬼頭施設長のお話、
愛知障害者職業センター所長の宮崎先生のお話も
素晴らしかった!

自立支援センターるっくさんは、見晴台学園さんの卒業生が、卒業後、
精神的に酷い状態になったり、肉体的にも入院を必要とする
状態になってしまうなど、就労を続けるのが困難なたくさんの問題が
出てくる中、保護者の声で、出来た施設だそうです。

るっくさんは、学校を卒業して、そのまま社会に出るのがとても大変な人達を
集めて、就職を目指してサポートしていく集団です。
でも、そのへんの職業訓練所みたいなところとは、全く違い、
気持ちを育てながら、本人の自立を目指します。
無理矢理、本人を、社会にあわせるように変えて、就職するというのではなく、
まず、本人のやる気が根気よく育つ環境をつくり、周囲はそれを根気よく
見守ります。
そして、本人が自発的に就職したい!と思ったところから、
本当の意味での就職のサポートがはじまるとおっしゃっていました。

●社会に出て行くまでに、とても長い時間を要する。3年、4年。
●本人の思い希望を軸に→気持ちを待つ。
●家族を含めたサポート→焦る家族の気持ちをサポート

この上記の●のお話が、特に、同じような子供を持つ親として
「聞けて、よかった~!」と思いました。
やっぱり、そんなに、時間がかかって、待たなきゃならん
場合が多いのか!?とか、
やはり、本人のやる気を待つ忍耐が必要なのねぇ~とか、
気持ちが育ってから就職までも、また長いのねぇ~とか、
親も、前もって、こういうお話が聞けると、見通しが立てられて
この先、無駄に落ち込んだり、パニックにならずに済むような気がして
ありがたかったです。

また、名古屋市のお話は、とても驚くようなお話で、
「発達障害者を特殊な訓練をして、企業のニーズに無理矢理あわせる」のではなく、
「企業側に、環境を発達障害者にあわせてもらう」が進んできているというお話でした。

私は、障害者雇用枠で就職した人達の不当な扱いも実際、目にしてきました。
特に、企業に余裕がない時代は、健常の今まで、十二分に会社に貢献してきた
人でさえ、別会社へ出向させられたり、解雇されたりもする。
そんな中では、まず一番に切り捨てられてしまうのではないか?との疑問が
あったので、大変、驚きました。

まあ、去年は、過去最高の就職率だそうで、景気もよく、
団塊の世代の大量定年退職などで、人材不足だったという背景も
手伝っての、そういった背景なのかもしれないですがね。


シンデレラじゃないですけど、きゅうくつなあわない靴を無理矢理、履かせるような
支援ではなく、発達障害者にあった靴(環境)を用意するのが当たり前の時代。
と、お話されていました。
ただ、あうといっても、まだまだ、ぴったりのオーダーメイドは無理で、
既製でサイズが何種類か揃えられるという段階だそうです。

それでも、そういった事が、本当に社会で、当たり前になっていくのであれば
もも達の未来も少しは、希望が持てるかもしれません。

ただ、社会は生き物で、常に変化していきます。
そして、今、大きな過渡期に立っていると思われます。
社会の根幹を揺るがすような大きな変化が起きようとしているように
感じる今、もっと大きな思考の転換も必要になってくるのではないかと
思っています。


朝から、自治会の掃除と自治会議。
その後、子供会の役員として、地域の餅つき大会の準備、途中で抜けて、
そのまま会場へ走るというめまぐるしい一日でした。
講演会後も、街のイルミネーションを楽しむ暇もなく、
夕食を買って、そのまま電車に飛び乗ったのでした。
私にもサバイバルスキルが必要~。

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