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2008年11月 4日 (火)

ブタがいた教室[映画]

せっかく書いた記事が消えてしまった。。。
再チャレンジ。

昨日、ももと、この映画を観に行きました。

この映画は、実際に大阪の小学校で、ブタを育てて、それを最後に食べようと
いう授業をやったドキュメンタリーの話を、映画化したものです。

子役達は、台本なしで、実際にブタを育てながら、自分達で悩んだり、喧嘩
したりしながら、この映画をつくっていったそうです。
なので、演技というよりも、本当の子供達の真剣な気持ちのぶつかり合いが
見れて、心が熱くなってしまう場面がありました。

実話のドキュメンタリーの動画がこちらで観られます。
映画を観る予定の方は、観た後で、こちらを観たほうがいいかもしれません。

命の授業900日 豚のPちゃんと32人の小学生
http://jp.youtube.com/watch?v=3XKK_NDXdu8&feature=related

http://jp.youtube.com/watch?v=b56fBW_FTB0&feature=related

http://jp.youtube.com/watch?v=uMFtTf8HhF8&feature=related

こちらは、映画の予告です。
http://jp.youtube.com/watch?v=_U0szErC8DM

ミネルヴァ書房から本も出ています。
http://www.minervashobo.co.jp/


我々は今、飽食の時代に産まれ、食べられる事を当たり前に感じる
日々を過ごしています。
食べるということは、人間という生き物にとって、もっとも重要で、
根源的な事なんですが、あまり、深く考える事なく、過ごしているように
感じます。

父親の時代は、物資の少ない時代で、食べれるものは、なんでも
食べて生き抜いてきたみたいな時代でしたが、
そんな父親でさえ、あれはまずい、これもまずいと、食べ物に
かなり贅沢だったりします。

大人がこんな風ですから、いくら感謝しろと説教しようが、
食べ物に感謝するって何?って感じで、当たり前の食事ごとの挨拶
「いだだきます。ごちそうさまでした。」が言えない子供が
多いのは、仕方がないことなのかもしれません。

私が生まれた頃には、すでにスーパーが出来て、食品はパックで
売られる時代になってましたし、町のはすれに、わずかに、牛や鶏を
飼っているところはあったものの、実際に生き物を育てて、
それを殺生して、食べる経験は少なかったと思います。

小学生の時、田舎の親戚の家で、目の前で、鶏の首を捻って、
羽むしって、夕食に出された時のショックは、今でも忘れられません。

また、大学時代の友達が、高いバイト代に惹かれて、と殺場で
バイトした時の話[グロすぎて書けません]を聞いて、しばらく、お肉が
食べられなったこともありました。

今、日本は、ほとんどの食品を輸入に頼っていて、私達の子供の時
以上に、生産の現場を垣間見る機会は減っているのでしょう。

特に、農耕民族の我々は、他の国の人よりも、殺生して食べることに
対して、抵抗感が強いかもしれません。
人が生きるためには、食べなくてはいけない。食べて生きるという事は、
きれいごとでは済まされない事もつきまとう。
実際、戦争中、人は、人肉さえ食らったとも言われている。

でも、今の日本人は、ペットにブランドの服を着せたり、高級ディナーを
食べさせて、乳母車で散歩してたりします。

でもお隣の中国では、ペットでも、犬や猫は、食料に変わったりしますし、
犬を食べる習慣もあります。
また、欧米では、ペットはペットでしかなく、治らない病気にかかった時は、
治らない動物に高額の医療費をかけるよりも、安楽死を選択するというのが
常識になっています。
ペットロスになって、莫大なお金でもって、ペットの葬儀や墓をつくる日本人
とは対照的です。

話が脱線してしまいました。

生きるという事の基本である、食べるという事を私は大事にしたいと
思っています。

出来るだけ、ビタミン剤に頼らずに、新鮮な旬のいのちを分けてもらう
ことによって、きちんと真面目に生きたいなぁと、漠然と思います。

私も、もも も、Pちゃんを食べることは出来ないだろうけど、
でも、いのちを育てて、[殺生して]いただくという事と、こんな風に
向き合うという経験は、なかなか出来ないと思うので、
映像を通して、知り、いつもは、素通りしてきている真実と向き合う
ことは、私は、とてもいいことなんじゃないかと思いました。

ただ、この授業は、成功か、失敗か?私には、わかりません。
まだまだ、日にちをかけて、いろいろ考えてみたい気分になりました。

ももは、この映画を観て、
「人間って残酷だね。でもって、人間の中で一番残酷なのは、欧米人なんだよね。」
って言ってました。
どこでそんな事を覚えてきたのか?聞いたところ、テレビで知ったと言ってました。
夕食時、ももの大好物の鶏の砂肝のから揚げを見ながら、
「これ、なんの?どこのお肉かなぁ」と神妙な顔つきで聞いてきたのも印象的でした。

時に、散ったお花でさえ、踏まれるとかわいそうだからと、持ち帰って
花瓶に浮かべるももなので、ちょっと、衝撃が強すぎたかなぁと反省していますが、
少しでも、ももの心に、なにか残ってくれるといいなぁと思いました。

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