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2008年11月18日 (火)

教室のお客様

親にとっては、心配な大イベント2つが終わりました。
運動会も、学習発表会も、昨年のはじめてで不安なももから、
しっかり、精一杯、自分の役目をやり切るももに成長したと
思えた2学期でした。

一方、2度目の授業参観で、見たももの姿は、教室のお客様状態の
ももの姿でした。

授業は国語で、テーマは「話す事と、聞く事」。
子供達で、動物の生体について調べて、それを問題形式の文章に
して、発表し、みんなで答えるという、とても楽しいものでした。
しかし、語彙力が少なく、聞くという事に苦手意識のあるももに
とって、クラスメイトの早口のお話しは、聞き取りづらく、
途中から、頭のスイッチを切って、適当に手を挙げているももが
そこにいました。
なにか、手がかりになる写真画像や、簡単な絵のカードがあれば、
頭のスイッチを切ってしまわずにいられたのかもしれないなぁと
思いながら、見ていました。
先生のフィードバックも、駆け足すぎて、私も聞いてて、よくわからな
かった部分がありました。

去年と比較して、音読も上手になってきたと思っていたももですが、
同級生達は、さらに上手くなり、こうやって、年々、その差がひらいて
いくのかという現実を突きつけられて、あらためていろいろ考えたりも
しました。

また、ももと同様のお子さんは、この日、欠席でした。。。
そこも、また、そこはかとなく、悲しい。。。。

ももは、発表は、たどたどしい部分はあるものの、度胸があるので
大きな声ではきはきと発表していました。
でも、中には、身体全体を震わせながら、声をなかなか出せずに
いるお子さんもいました。

ディスレクシアの子供が定型の子供に追いつくには、それはそれは
膨大な時間を、確率された学習法に基づいて、日夜、訓練しなければ
ならないそうですが、一日の大半を過ごす学校で、こんなに風に
授業中、頭のスイッチを切って、やり過ごしているだけならば、
ももにとって、公教育はプラスになるのだろうか?という疑問が
ますます大きくなってきてしまいました。

できる子供に照準を合わせた授業ではなく、様々な苦手を持った子供達も
皆、楽しめるやり方はあると思いますが、私は、一度もそういった授業に
出会えていない。

ディスレクシアの成人の方の話を伺うと、突然、すらすら読めるようになった
きっかけは、皆、読みたい!と心から思う本に出会ったからという答えが
多かった。
興味を持って、集中してよめる本に、ももは出会えるのだろうか?

たぶん、すべての基礎が、この読むという部分に集約されているように
感じる。物事は、ひとつの方向に走り出すと、だんだんと加速をつけて
面白いようにできるようになっていく時があるが、
ももは、最初のスタートがなかなかきれないのだろう。
まずは、興味を持って本を読んで、語彙を増やし、世界を広げる事で
つながっていける部分はたくさんあるのだろうなと漠然とそう思う。

本を読めると、世界が広がる。
自分がいまいる世界だけが全てではないと思える、多様な価値観に
ふれられる事で、生きやすくなる事がたくさんあると思うから、
書くことが苦手でもいいから、出来るだけスムーズに読めて本が少しでも
好きになってくれればいいなぁとは思う。

と、同時に、彼女を支えてくれるような、得意な部分を、来年あたりから
少しづつ、のばしてあげられればいいなぁと、そんな風に思う。

ももと同様の特性を持った天才型の成人の方の中には、
「無理に苦手を矯正しないままでいたかった。読めるようになったお陰で
自分の中の大事な何かが失われてしまったような気がしてた。。。」と
おっしゃる方もいて、複雑な気持ちになった。

たまたま、その人は秀でた才能と、運を持ち合わせていた。
でも、ももは、どうかわからない。
親としては、どうしても、このまま放置する事は、博打みたいに思えて
出来ないのだ。。。。。。。。

実際、ある分野で才能を開花させる人もいれば、一方、騙されたりして
消費者センターに相談に来る人のかなりの割合に、ももと同じ特徴の
ある人が来ることや、少年院での、発達障害児の多さからも、
ダークサイドに足を踏み入れかねない部分も多く持っている事は
自明である。

今、家では、童話を音読し、こどばの辞典を音読し、漢字はこども絵じてん
で調べて、音、訓読み、言葉の意味、使い方を書き出し、
自分でその漢字を使った文をひとつ書くというのをやっている。

漢字の基本部分は、通級の先生が頑張ってくれているのか、この夏の猛特訓の
効果が出ているのかわからないが、一度の書取で合格している。
なので、欲張って、意味や使い方のところまでを学習出来ている。

童話も絵辞典も、どれも、絵が補足してくれるものなので、イメージがしやすい。
なので、少しづつだけれども、ことばの成り立ちやルールが
のみ込めてはきている感じがある。

ただ、今だ、一週間は?という問いに12?とか、ドン引きしてしまう
お答えをしてしまうところは多々あって、その都度、
何度も絵に描いて、日常でも確認するようにして、修正しています。

右、左も、最近、また曖昧になってきているし、、、、。

修正箇所があまりにも膨大なので、気が遠くなりそうになりながらも、
毎日地道に亀の歩みで歩んでいます。

うさぎとかめの、かめさんは、うさぎさんやみんなに馬鹿にされても、
「仕方ないさ」と自分の生まれつきの特性を、前向きに受け止めて
努力し、最後、うさぎさんを追い抜きました。
ももは、追い抜かなくてもいいので、努力した自分を誇りに思い、
そして、あきらめてしわない事の大切さをほんの少し感じてもらえれば
いいなぁと思います。
いつかは、ももの判断で苦手を切り捨てる時が来るでしょう。

考え方の点でパパとバトルになる事が最近、増えました。
パパは、宿題は一切やらない、受験勉強も一切やらなかった人なので、
ももにも、何かを強いる必要はない。
出来なくてもいい。そのままでいいと言います。

努力しても出来ない事を無理強いするのは、おかしいが、
出来る事を努力しないのは、おかしいという私と意見が対立したままです。

学校と家の連携も思うようには、ままならない状況で、
家庭内で意見がまっぷたつに割れてしまうのは、なんとも
お粗末な状況であります。。。。

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