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2008年9月25日 (木)

チーム、連携

やり切れない事件について、書いているうちに、再確認した事があります。
それは、母だけでなく、学校の先生、クラスの担任も、同じような状況に
陥りやすいのではないか?という事が頭に浮かびました。

学校現場だけでなく、幅広い、支援者にも当てはまるかもしれません。

真面目で一生懸命であればあるほど、なんだか、孤立して、頑張り疲れて
しまうような現実があちこちにあるような気がしてなりません。

母親だって、先生だって、いろんな人がいます。器用な人、不器用な人。

今年は、当たりだったとか、はずれだったとか、担任の指導力でもって
変わる子供達を見ながら、どの親も言います。

確かに、指導力のある、機転も効く先生が受け持つと、去年まで問題行動が
酷かった子供が魔法でもかけられたように、無理なく、落ち着いて
学校生活を送れたりしますから、親は、全てを担任のせい!と思ってしまいがち
なんだと思います。

私だって、先生の立場や見えない大変さ、その先生の持って産まれた資質
なんかを感じつつ、担任を責めてはいけないと常に思っていますが、
つい、あんまりな事が続いてしまうと、感情的に担任を責める気持ちが
湧き上がってきてしまいます。

でも、冷静に考えれば考えるほど、間違った支援しか出来ない理由も考えずに
不適切さを責めても、解決するどころか、追い詰めてしまうだけで、
誰にも何にもいいことなんかない。
よほど、人間がねじまがった先生を除けば、ほとんどの先生は、先生なりに
一生懸命、支えたいと思ってくれているはずです。

特別支援は、チームでないと機能しない。
担任に全ての責任を背負わせてしまう事じたい無理がある。
でも、まだまだ、多くの学校では、形だけはあっても、現実は担任任せなんでしょう。
我が校も、コーディネーターは同席して、話を聞くだけで、助言も何もない。
一応、対象児童の連絡ノートはあるようですが、連携はとれてなくて、
伝わってない部分が多い。

私にとっての命綱はN先生なんですが、N先生がいつまでもこの学校にいて
くれる保障もない。
それには、担任だけでなく、他に話が通じて、上手に動いてくれる先生を
見つけて、その輪を広げていく。
本来なら、学校全体で、見守ってもらう、連携してもらう、
それを外部にも上手く広げてゆければ、一人で抱えるには大きな課題も
ある程度、無理なくクリアしていけるのになぁと、そう思います。

特別支援は、誰にでもやさしい環境づくりでもあっていいはずなんです。
そういうシステムづくりを、去年から、上の機関へ、お願い出来る場面で
お願いしているのですが、、、、。まあ、少しづつですね。

少しづつですが、広がっていくところには、広がっている輪に期待しつつ、
私も、自分に出来る事を再度模索してみようと考えています。

追記 久野先生が立ち上げられた「たけのこの家」が
経営難にあると知りました。
実際、我が家は、こちらでお世話になる事は出来ませんが、
今後、自分達の自治体にも同様の療育先が出来て欲しいという
希望もありますので、是非、応援させていただきたいと思います。

私達は、国や自治体の資源を利用するだけでなく、支援者を
支える事も必要に思えます。

そして、陰で私達を支えてくださっている多くの方々の努力に
ただ甘え、当たり前と思わずに、
常に、感謝を忘れずにいたいと思います。

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コメント

心配をお掛けいたしましてすみません。ついブログ上に泣き言を述べてしまいましたが、子供たちはワンさと押しかけれ来て呉れているのです。けれども我が国の福祉は本質的には公の機関からのお恵によって成り立っているものであります故、真剣にやればやるほど赤字になっていくようにできています。私どものところでは子供たちひとりひとりに個別に宿題をお出ししてご家庭でもお母様が療育をすすめられるように印刷物をお渡ししているのですが、この費用がばかにならないのです。ところが福祉の機関からの援助は子供さんが通所された日数でのみ決まっていますのでたとえば何らかの理由でお休みの日ができると資金は一銭も来ないのです。これでは赤字になるのは当然のことです。これから流感が流行る季節です。スタッフだって休みを取る余裕がないのです。3年間は赤字でも何とかしのいで頂ける約束で出発したのですがこれでは構造的に赤字が出るのは必然なのです。たとえば私が神経症的不適応の成人の方々に行動療法を実施してその資金で子供たちをお世話したいともうしでてもここは児童の施設だから大人を扱うことは相成らぬということなのです。皆様、何か良い対策はないものでしょうか?お知恵を拝借いたしたいのです。

投稿: 久野 | 2008年9月27日 (土) 08時18分

久野先生、コメントいただき、恐縮しております。。。

印刷物に費用がかかるという事であれば、PDFかなにかにして、それをインターネットの会員ページからダウンロードし、ご自宅のプリンタで印刷していただくわけにはいかないものでしょうか?
昨今、どんなご家庭にもパソコンとプリンタはありますし、それが出来ない方には、有料で印刷物をお求めいただくようにするというわけにはいかないものでしょうか?
公共の福祉を利用されている方の中には、経済的に
余裕のある方もいらっしゃると思います。
きちんとしたサービスの存続を望むのであれば、利用する側も支える気持ちが必要だと思います。
施設のどちらかに、事情を説明した紙を貼って、利用されている方にも寄付を求めるというのは許されないのでしょうか?
わが国は、福祉の賃金が安すぎるのです。その為に、志を持った方が、生活の為に福祉の道を断念したりするのです。ましてや、技術のいる専門職となれば、時間単価は高くて当たり前でないと、質が向上していきません。

大きな目標を持って進んでおられる先生や、名東福祉会さんなので、その辺は、私が、言うまでもなく日々試行錯誤されながら、目標に向かって問題をクリアされている事と信じております。

投稿: momoはは | 2008年9月28日 (日) 22時07分

 心配おかけしまして申し訳ありません。名東福祉会の方から、従来より一回り大きい印刷機を送りこんでくれました。
 短気な私としては先日、ついついスタッフのお嬢さんを怒鳴りつけ、帰宅してしまいました。このような状態が続くなら自分はいつでもやめてしまうぞ!と心にもないことを叫んで帰宅してしまったのですが、とんでもないことで、早速帰宅後、お嬢様たちにメールを打って詫びをいれました。大変な上司を持ったスタッフが可愛想でなりません。
 わたしは身体のこともあって5時半には帰宅するのですが、スタッフは個別指導の資料作りに時には7時8時まで残って仕事をしているのです。本来、臨床心理士の手当てはかなり高いのですが、福祉の期間に務める人たちはとても低い賃金ではたらいているのです。
 おかあさまがたにも云いたいのですが子供さんはそれなりに努力しているのです。そして反省だってつづけているのです。決して甘やかすことはないのですが、どこかで理解もしてやっていただきたいとおもいます。

投稿: don | 2008年10月13日 (月) 18時42分

印刷機の件、よかったですね!

真剣に取り組んでいればいるほど、そういった気持ちになってしまう事のは仕方がない事なのかもしれません。don先生は、don先生だからこそ素敵なんだと私はそう思っています。ありのままのdon先生を丸ごと好きだと思ってる方はたくさんいらっしゃるように思えます。

>おかあさまがたにも云いたいのですが子供さんはそれなりに努力しているのです。そして反省だってつづけているのです。決して甘やかすことはないのですが、どこかで理解もしてやっていただきたいとおもいます。

<そうですね。ある意味、根気よく頑張る娘を尊敬しています。そして、その頑張りは、彼女自身にきっちり返ってくることを少しづつ実感してくれていってます。
私など、子供に親として、人間として、育ててもらっているのではないかと思う事も多いです。
ついつい出来ない事ばかりを書いてしまいますが、秀でた部分も持っているので、ある程度見通しが立てば、いいところをどんどん伸ばしていってあげられるように、応援したいなぁと思っています!

コメント、ありがとうございました。

投稿: momoはは | 2008年10月13日 (月) 20時15分

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