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2008年9月25日 (木)

ネット講義、ネットコンサルテーション

お気に入りのリンク先に登録している、井上先生が
ナント!ネット上で、子供の対応に困っている先生に対して
実際に記録をとって、コンサルテーションをおこなう!!?って
凄いお話がのっていて、かぶりつきで食い入るように
見入ってしまいました。

実際は、井上先生がその学校へ出向いて行って、本人や先生にも
あって、学校の雰囲気や、その場の子供の様子などを観察しつつ、
コンサルテーションが丁寧で、本筋なんでしょうが、
限られた時間、限られた資源の中で、地域格差も埋めつつ、
出来る事という風に考えると、これもひとつの方法だと思います。

他の行動療法の先生方もネットを使った講義をされている先生は
いらっしゃいますが、行動療法家の先生方は、発想が柔軟で、素敵!

まあ、我が校では、個人情報流出になるといけないので、
こういった記録を外部に出して、外部のブレーンにコンサルテーションを
受ける場合、全ての保護者の理解を取り付けて、なおかつ
慎重にやらなければいけないという校長の考えがあるので、
簡単に、話ももっていけない、、、、んですが。

こういった試みに気軽に参加できる体制が欲しいですねぇ。[切望]

ちなみに、奥田先生の働きかけで、奥田オリジナルの連絡帳[行動記録帳]
を取り入れている県は、たくさんあるそうですよ。

でも、我が県の教育委員会は、拒否したそうですが、、、、、。

先生の主観の入った、また保護者の目を気にした連絡は、役に立たない。
それよりも、一時間目、2時間目、時間別で、気になった行動や、よかった行動を
メモするように書いてくれたほうが、実は役に立つ。
気になった行動を、学期末の保護者会で、どばっと言い渡されたり、
何か問題が大きくなって、表面化してから聞くのは、困るのですよね。

保護者には言いにくい、上司にも相談しにくい、ならば
こういったネットコンサルテーションに参加できれば、先生も助かるはず。

こういった試みが成功して、行動療法が教育現場に浸透していって
くれれば、浸透度が低いと言われる我が県も、いつかは、
個人情報なんちゃらとか言わずに、当たり前に取り入れてくれる日が
来るんじゃないかと期待します!

http://masahiko-inoue.com/e-learning2/

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チーム、連携

やり切れない事件について、書いているうちに、再確認した事があります。
それは、母だけでなく、学校の先生、クラスの担任も、同じような状況に
陥りやすいのではないか?という事が頭に浮かびました。

学校現場だけでなく、幅広い、支援者にも当てはまるかもしれません。

真面目で一生懸命であればあるほど、なんだか、孤立して、頑張り疲れて
しまうような現実があちこちにあるような気がしてなりません。

母親だって、先生だって、いろんな人がいます。器用な人、不器用な人。

今年は、当たりだったとか、はずれだったとか、担任の指導力でもって
変わる子供達を見ながら、どの親も言います。

確かに、指導力のある、機転も効く先生が受け持つと、去年まで問題行動が
酷かった子供が魔法でもかけられたように、無理なく、落ち着いて
学校生活を送れたりしますから、親は、全てを担任のせい!と思ってしまいがち
なんだと思います。

私だって、先生の立場や見えない大変さ、その先生の持って産まれた資質
なんかを感じつつ、担任を責めてはいけないと常に思っていますが、
つい、あんまりな事が続いてしまうと、感情的に担任を責める気持ちが
湧き上がってきてしまいます。

でも、冷静に考えれば考えるほど、間違った支援しか出来ない理由も考えずに
不適切さを責めても、解決するどころか、追い詰めてしまうだけで、
誰にも何にもいいことなんかない。
よほど、人間がねじまがった先生を除けば、ほとんどの先生は、先生なりに
一生懸命、支えたいと思ってくれているはずです。

特別支援は、チームでないと機能しない。
担任に全ての責任を背負わせてしまう事じたい無理がある。
でも、まだまだ、多くの学校では、形だけはあっても、現実は担任任せなんでしょう。
我が校も、コーディネーターは同席して、話を聞くだけで、助言も何もない。
一応、対象児童の連絡ノートはあるようですが、連携はとれてなくて、
伝わってない部分が多い。

私にとっての命綱はN先生なんですが、N先生がいつまでもこの学校にいて
くれる保障もない。
それには、担任だけでなく、他に話が通じて、上手に動いてくれる先生を
見つけて、その輪を広げていく。
本来なら、学校全体で、見守ってもらう、連携してもらう、
それを外部にも上手く広げてゆければ、一人で抱えるには大きな課題も
ある程度、無理なくクリアしていけるのになぁと、そう思います。

特別支援は、誰にでもやさしい環境づくりでもあっていいはずなんです。
そういうシステムづくりを、去年から、上の機関へ、お願い出来る場面で
お願いしているのですが、、、、。まあ、少しづつですね。

少しづつですが、広がっていくところには、広がっている輪に期待しつつ、
私も、自分に出来る事を再度模索してみようと考えています。

追記 久野先生が立ち上げられた「たけのこの家」が
経営難にあると知りました。
実際、我が家は、こちらでお世話になる事は出来ませんが、
今後、自分達の自治体にも同様の療育先が出来て欲しいという
希望もありますので、是非、応援させていただきたいと思います。

私達は、国や自治体の資源を利用するだけでなく、支援者を
支える事も必要に思えます。

そして、陰で私達を支えてくださっている多くの方々の努力に
ただ甘え、当たり前と思わずに、
常に、感謝を忘れずにいたいと思います。

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2008年9月24日 (水)

見えない、わかりづらい障碍

今年の春、義理の兄が、単身赴任先で、脳溢血で倒れました。
一時は、命の危険もあり、一命を取り留めた後もしばらく意識戻らない
日々が続きました。
数回に及ぶ手術が成功し、奇跡的に意識も記憶も戻りましたが、完全という
わけではなく、いろんな部分に後遺症が残りました。

今も記憶が混乱したり、身体が思うように動かせず、動かしても以前と
違う筋肉を使って動かすので、非常に疲れるし、へんなところがこったり
筋肉痛になったりで、大変です。

また、温厚で、どんな時も、激高したり、厭味を言ったりしない人だったのですが、
性格が変わってしまったと、姉が泣くほど、怒りっぽかったり、厭味を言ったり
するようになったそうです。

高次脳機能障害というそうです。

なんだか、ももと似ているなぁ思いながら、姉の話を聞いてました。
実際、脳のリハビリ訓練は、ももの療育と似たようなプログラムを行うようです。
人が、脳に傷を負うという事は、記憶が混乱したり、身体を動かす命令も
上手くいかなくなり、気持ちのコントロールも出来なくなるという事なんですね。

でも、一見、見た目ではわからない。

それは、高次脳機能障害がどういう障害なのか、頭で理解している姉でさえ、
「仕方がない事」と思いつつも、記憶の改ざんでもって、突然怒りはじめる
儀兄にずっと付き添ってたら、感情が抑えられなくなってしまい、心が疲れて
怒れて泣けてきた。というのです。

いつも姉は、私を励ましてくれてました。出来るだけ前向きに無理やりでも
考えなさいと、そう言ってた人が、です。

障碍の部分を頭で差し引こうとしても、差し引けず、言葉の通りに受け取るしか
なくて、不用意に傷付くことは、こんな風に誰にでも起こるという事なんですね。
日常の中で、その時の精神状態や身体の疲れみたいなものが重なると、
人は、冷静に判断できなくなるのだ。たぶん。。。。

さて、何が言いたいのかというと、連日報道されている事件についてです。

私には、あまりにも生々しすぎて、あえて、触れずにおこうと思っていました。
たまたま、私は、そこまで追い詰められなかっただけだから。

あの事件の報道を最初聞いた時に、その供述の曖昧さに、
「もしかしてお母さん?もしかして、子供は発達障害?」と思いました。
そして、それが現実になりました。

いつもの事ですが、どのコメンテーターも、聞いていて耐えられなくなってしまう程に
面白おかしく、母親を責め立てています。
朝の地元番組で大嫌いな鳥越俊太郎が、頭に来るコメントをしてました。
その後、地元タレントのきよみちゃんが、母親の立場で
「このお母さんは人一倍真面目だったんでしょうね。今の公教育は、子供の違いを
認めず、普通という型に嵌め込むように母親を追い詰めるところがある。
なにしろ、母親にとって、子育てというものがどれほど大変な事か責めるんじゃなく、
ちょっと考えて欲しい」みたいなコメントをしたのが救いでした。

確かに、どんな状況であっても許される事ではないけど、
正論で語れない部分を、強く感じてしまって、ひどくやるせない気持ちに
なってしまいました。

私は、どんな立場のお母さんも、責めたくない。
自分と比較して、あれこれ言いたくない。

正論は時として、非難よりも、人を追い詰める。

そういう私も、同じ立場のお母さん達をなんとか力になりたいと
思いつつ、時に傷つけてしまう事もある。
よかれと思ってやったことも、その人の立場になりきれないと
それは、かえって酷い事になることを思い知った。

同じ母親同士でも、立場の違いで、追い込んでしまう事もあるのに、
相談機関に相談したくらいで、解決するかいな!とも思う。

常に母親は、いろんな人の無意識の「お母さんなんだから」という
責め立てにあっているように私は常に感じてきた。
精一杯やってる、もうこれ以上頑張れない時にも、いつも、どこでも
「お母さん、こうしてあげて、ああしてあげて。お母さん、頑張って」と
言われ続けてきた。
皆、親切で言ってくれてるのはわかるが、辛くて仕方なかった。

出来ない事は、それが世間の常識からかけ離れていても
出来ない、やれないのだ。
なのに、もっと頑張れだの、ああしろだのの包囲網に追い詰められていく。
そういう現実が嫌というほどある。

そういう時に、近所の人達が、「ももちゃん、預かろうか?」と言うと、
遠慮するので、「ももちゃん、少し借りてもいい?」と言って、よく預かってくれた。
困った時は、いろんな人が、さりげなく支えてくれた。

たまたま、私は運がよかっただけ。そう思う。

この夏、私は、いつも支えてくれてる姉のサポートもなくなり、
姉のかわりに実家の認知症のはじまった父の面倒を見て、
ももの勉強も教え、姪達やら親戚やらで、気がついたら相当
追い込まれてしまっていた。

市の障害児一時預かりのサポートも、車の免許を持たない私には、
なかなか登録さえも、バスに乗って、半日かけていく時間がなく、
結局、講演会に無理やりももを連れて行き、親子揃って、無理が
たたって、体調も崩した。

そうやって、ボロボロになってみて、はっと、我に返った。
やばい、ぞ、と。

出来るだけ追い込まれないような工夫をしなきゃいけない、ぞ、と。
お母さん、これお願いします、あれもお願いしますと言われても
出来ません!という勇気を持たないと、潰れてしまう、ぞ、と。

ももの勉強についても、無理やり公教育にあわせて、親子共倒れに
なるくらいなら、切り捨てて、長い視点で考えた教育に切り替える事まで
考えたりもした。

当事者はもちろんだけど、先生も支援者も家族も誰も追い詰められては
いけないはず。
皆で、負担しあって、支えあう、そういう事を今更ながら、強く意識しました。
でも、それも、また難しい問題が、あちこちにあったりして、なかなか
思うようにはいかないのだろうけどね。

人は、誰も、その立場にならないと、人の気持ちなんてわからない。
身近に発達障碍の身内がいない人は、その家族の気持ちがわからなくても
仕方ない。ましてや、見えにくい障碍というものの理解がどんなに
難しい事であるかというのは、身にしみて、自分もわかっている。
だから、世間の無神経なコメントも仕方ないと思う。でも、やりきれない。
[馬鹿コメンテーターの知ったかぶりのコメントには腹立つけど]


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2008年9月23日 (火)

わかりやすく、親切な事。

通学団での件をN先生に、相談しにいった時に、
近況など、いろいろな事をさりげなく聞いて下さり、

その中で、「通級と学級の連携と共通理解だけは、
お願いしたいし、先生方にもお願いするつもりです」と
話し、つい細かな事情までお話してしまったのですが、

そうしたら、N先生、
「親御さん皆さん遠慮されるんですが、要望はどんどん
おっしゃってくださっていいんですよ」と言って下さいました。

先生に何かをお願いなり、言う事については、
先生の負担なり事情を考えて言いにくい親の気持ちも
汲むような形で、「私が後押ししますから」みたいな形で
背中を押して下さいました。

ですので、最初は、最低限の連携と共通理解だけを
お願いしようと思ったのですが、いろいろお願いというか
提案?相談?してきました。

脳の特性からくる学び方の違いについて少し説明させて
いただき、
同時にいろんな処理をするのは無理でも、ひとつひとつを
認知にそった形で、覚えていき、ひとつの形にする事は
可能な事。
頑張っても、皆と同じスピードでの理解は無理だが、
子供なりのスピードで積み上げていけば、少しづつでも
嫌にならずに理解してゆけることなどを、お話させていただきました。

そして、具体的な方法をいくつか漢字を覚えるに限定して
お話ししてきました。

要約すると、まず、漢字の仕組みという全体像を最初に提示して、
理解させつつ、それぞれのパーツに分けて五感を使って学習していく
というやり方についてです。

具体的に書くと長くなるので省略しますが、
書き順ひとつとっても、1,2,3では入りにくい、視覚と彼女の中に
きちんと染み付いてることば[よこ、たて、ぐるっすー、で、す]みたいに
すでに覚えている漢字はパーツを音に分解して、認知しやすい音
表現するとか、、、、です。

正確にバランスを頭に入れながら書くなら、バランスが見えるように
表示する、または、少し補助になるものを使う、手を加えるなどです。

担任は無言でしたが、通級の先生は、いちいち、すごく感心して
下さって、「これ、私が見ても、すごくわかりやすい!」
「ももちゃんだけでなく、全ての子供達にもわかりやすそうですよねっ!」
と凄く面白がってくれて、さっそく取り入れてくださっています。

親が学校に行って、教えるプロに対して、やり方をあれこれ言うと
いうのは、一番避けなければいけない事だと思ってましたので、
あくまでも、困ってて相談したい、家ではこんな風にやってますみたいに
先生のプライドを気付けたり、押し付けみたいに思われないように
すごーく気を使って話しました。

まあ、もう二度と、こんな話は教えるプロの前でしたくないですね。

でも、結果、特別支援って、難しくて、特別なものという認識が
特定の子供達だけでなく、先生だってわかりやすくて、そして面白くて
わくわくするものなんだって、少しでも思ってくださるきっかけになれば
と思います。

こういったやり方について2、3、N先生に話したところ、
先にN先生から、答えが返ってきまして、
N先生は、その辺もよく熟知してらっしゃるのが、わかりました。
だからこそ、背中を押してくださったのかもしれません。

去年は、こちらが用意して持参したもの[タイムタイマーなど]も
今年は学校でたくさん購入してくださり、
なにげなく話しただけで、忘れていた教材なんかも買い揃えて
いただいてました。
どれほど、真剣にきちんと話を聞いて下さっていたのか、身にしみて
わかりました。

今日持参したものも、興味持ってくださって、
「面白いねぇ!これ、どこのか控えさせてね!学校で買いたいから!」
って言ってくださいました。

面白がって、喜んでもらえると、ホント、助かります。
苦虫噛み潰したみたいな顔で、お互い構えながら、特別支援について
話し合う、、、なんてシュチェーションは、辛いですからねぇ。

最後は、ももにあった学び方、ペースで先取り学習を通級で行い、
そして、仕上げが出来た段階で、学級で、皆と同時にやるという
方向性で進めましょうという素晴らしい連携が出来上がりました!
ちなみに、最後を締めくくって下さったのは、担任です。

先生方に深く感謝しつつ、
これで、家で丸抱えせずに、学校でも負担していただける分が出来た
事で、私も精神的に少しは、軽くなれました。
先生方には、深く感謝致します。

これで心置きなく、一番の課題である言語の理解の部分を
学校の学習とは切り離したやり方で、取り組める時間が持てそうです。

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2008年9月19日 (金)

名古屋港水族館のシャチの「クー」ちゃんが天国へ。

ももは、このシャチのクーが好きで好きで、ことあるごとに
名古屋港水族館へ行きたい!と言い、よく行っていました。
気持ちが落ち込んだ時、クーちゃんにあうと、元気がでるそうで、
いつもたくさんの元気をクーちゃんからもらっていたももでした。

クーちゃんの為に、年間パスポートを購入してた我が家ですが、
夏休みに行った時には、すでに病気で、姿を見ることが出来ませんでした。
はやくよくなってね!と手紙を書いたりしていたももは、
このニュースを知って号泣してしまいました。

野生のシャチはとても獰猛で、イルカやアシカ、果てはサメや自分よりも
からだの大きな鯨までも襲うそうですが、
獰猛な牙をもったそのシャチが、イルカと仲良くなって、
イルカに教えてもらい、支えてもらいながら、いろんな芸を
楽しそうにしている姿は、ほのぼのさせられるものが
あって、私もイルカとシャチのショーは大好きでした。
なんというか、優雅なイルカの動きに比べて、シャチは大きな身体を
一生懸命使って、不器用そうに芸をするんですね。
その姿は、ユーモラスで観る者を魅了してたような気がします。

イルカとシャチの友情関係もきっと深いものがあったのだと
思います。

和歌山沖で捕まって、気がついたら、こんなところまで連れてこられて、
果ては芸なんてさせられて、、、、。
でも、なんとなくですが、クウちゃんの人生は、幸せだったのかも
しれないと思います。

優等生のイルカと違って、時折、やるふりをして、やーめた!とか
なんというかご褒美の餌を目当てにというよりも、芸というか
イルカと遊ぶ事じたいを楽しんでいたように思えました。

捕食関係にあるもの同士が、友達になるなんて、
ちょっと、あらしの夜の、狼と羊みたいとも思ったり。。。

短い間だったけど、私達にいつもたくさんの元気をくれた
クーちゃんありがとう!
天国で、楽しい毎日を送ってね!

クーちゃんの映像いろいろ
クーちゃんのシャチ柄がよく表れてて、素敵でした。

http://jp.youtube.com/results?search_query=%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E6%B8%AF%E6%B0%B4%E6%97%8F%E9%A4%A8%E3%80%80%E3%82%AF%E3%83%BC&search_type=&aq=f

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2008年9月18日 (木)

「中くらい」を見つけられない脳

週末、大きめのフラッシュバックを起こしてしまったので、
母は、重い腰を起こして、学校のN先生に相談に行きました。

薬の量もマックスまで増え、時折、授業中、耐えられなくなる程
眠くなると、本人が言うほど、飲んでいますが、おきてしまいました。

ももいわく、通学団で上級生何人かにいじめられるのが
辛いとの事でした。
まあ、ももにも原因があってのことだと想像もできますし、
N先生に、相手の子供の気持ちも尊重しつつ、
うま~く聞いてもらえるようにお願いしました。

結果、皆、ももの事は嫌ってないし、むしろ好きだけど、
時々、面白くもないギャグや、クレヨンしんちゃんみたいな
お下劣な言葉を、くどいぐらい発したりするのに、
頭に来て、「うざい」と怒ったという理由がわかりました。

常に、不適切な言動については、目に耳に次第、家でも療育先でも
適切な言動を教え、導いてきたはずですが、
まあ、いかに自己刺激をコントロールする力が弱いのか、、、。
今度ばかりは、本人も相当懲りたようで、
二度と、お下劣な言葉や、ギャグは言わないと
反省出来て、結果、よかったと、思いました。

ももは、全体を把握する力が弱くて、枝葉に必要以上に
捕らわれすぎてしまい、今回のような失敗を繰り返すし、
理由が理解出来ないので、必要以上に、言われた言葉に
ショックを受け、捕らわれて、視野を狭め、
自らいない「なまはげ=被害妄想」を作り上げ、育ててしまうのだと
思うのです。
まあ、それがももの脳の中で培養されて、どんどんでかいなまはげ
になり、フラッシュバックになるわけなんですね。

しかも、視野がより狭まってしまうから、
相手に理由を聞いてみようとか、そういう工夫も思いつかない。
ひたすら「キモイ」ときつく言われた事に捕らわれ、
極端な考えが膨らんでいく、、、。

そりゃ、しんどいよねぇ。

仕方ないんだろうけど、それは、多大なエネルギーの無駄遣いだし、
なにしろ、不利益が多すぎる。

このなまはげ退治に、今後永久に、学校に相談にいかされるのは、
正直、困るし、嫌だ。

じゃあ、どうしてゆけばいいか?
対策を一緒に話し合いました。

「なまはげをつくってしまって困ってからどうしよう?と考えるのではなく
つくらない方法を考える。理由や理屈がわかれば、困らず、なまはげも
出てこない。」

まず、自分は間違っているかもしれないと、相手に怒る前に
少し考えてみる。

相手が怒った。でも理由がわからない。
そういう場合、とりあえず、「ごめんね。」と言ってから、
「どうして怒ったの?」と聞いてみる。
また、話しやすいお友達に相談してみる。

怒らずに、やさしくどうすればいいか?どうしてほしいのか?
教えてくれるように交渉してみる。

それでも、怒られた!という感情が爆発しそうなくらい
大きくなって、何も考えられなくなったら、一旦逃げる。
場所をかえる、もしくは、好きなキャラクターのキーホルダーとか
を見て、意識的に気持ちの切り替えをしてみるなどなど。。。


一学期末の学校でのパニックもそうなんですが、
普通なら、ありえないくらいの漢字ドリルをやりましょうと言われても、
容易に出来るところまででいいと判断ができるし、
万が一やれなくても仕方ないじゃんって、折り合いをつけられるはず。

しかーーーし!
ももは、これを何が何でも最後までやりきらなきゃ!
やれなかったら自分は市中引き回しの上、死刑になっちゃう!
くらいの勢いで、思い込み、
その後の「出来るところまででいいんだよ」っていう先生の
声も周りの様子もなにも聞こえない見えない状態になってしまう。

まさに、全体が見えない、部分に注目してしまうが故の極端な反応。

これを繰り返す事で、無意識に脳のなまはげパターンは強化
されつつある。

私から見れば、
「自分で、いないお化けをつくりあげて、それに困って、へとへとに
なり、周囲も巻き込んで、へとへとにして、疲れすぎるわ!こら!」
とうんざりもするのですが、
まあ、もも自身で克服なんてできるはずはないので、

これも、自分の中の「わかっているはず」的な思い込みを捨てて
一から根気よく、噛み砕いて教えていきつつ、実践を交えつつ、
極端に触れなくてすむように、教えていかなきゃなぁ。

「中くらい」がわかると得よ!楽よ!と刷り込みつつ、
ももにそういった概念が育つには、まだまだ時間もかかりそうだ。

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2008年9月15日 (月)

秋の味覚

Pai朝食にももの大好きなアップルパイと、栗とさつまいものパイを
焼きました。

焼きたては、さくさくしてて、おいしいねぇ~と、もも、満足の様子。

生クリームが苦手なももは、さくさくのパイやタルトが大好きです。

生地を多めにつくって冷凍しておけば、いつでも出来ますしね。

たまに外でお菓子を食べると、そのお値段の高さにびびってしまう
庶民派の私達。

先日の話。

昔、お友達がお土産に持ってきてくれたキルフェボンのタルトが
おいしかったそうで、忘れられないので、食べたいと、ももにねだられて、
お店に入って、食べた後、会計で、びっくり!
たまたまメニュー表にないタルトを頼んだら、小さな1ピースの
タルトが1200円ですって!

悲しき、貧乏人魂

秋は、おいしいものがたくさん出回る時期。

昨日は、母の好きだった栗きんとんを仏壇に備えに、実家に行って
きました。

ももは、敬老の日のプレゼントをつくって用意してたようで(携帯ストラップ)
スキって書いて、じいちゃんの似顔絵なんかも描いてあって、
じいちゃん デレデレ、うれしそうでした~。

ここ最近、落ち着いてたももですが、週末に激しいフラッシュバックが
おきてしまって、一難去って、また一難。という状況です。
フラッシュバックを緩和する薬も服用していますが、なかなか
思うようにいきません。

週明け、また、学校にお願いなり、相談にいかねばなりません。

K先生にも相談しようと思います。

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2008年9月12日 (金)

秋らしくなってきました。

まだまだ日中は暑くて、運動会の練習をしているもも達は、
大変ですが、朝夕は随分涼しくなって、クーラーをつけずに
暮らせるようになりました。

炎天下の中で何時間も応援合戦しながら参加するこの時期の
運動会は、とっても過酷。
同じ市でも5月開催の学校も多いのですが、なぜかももの
学校は9月です。
暑さが昔とは違いますから、ひとつ間違えると熱中症になりそうです。

去年ははじめてで戸惑う事も多かったはずですが、
今年は2度目なので、去年よりは落ち着いてやれるだろうと
思いつつ、心配なので、見に行こうかとも思ったりしています。

今年の夏は、今までに経験した事がないくらい暑かったと
思います。

Baratorisu☆写真は、夏に半日で丸焦げになった薔薇が
復活してたので、花瓶に生けた写真です。
一番大事にしてた大株は復活せず。(泣)


庭の花や木も、朝晩水遣りをして、肥料もちゃんとやっていますが、
日に焦げて、いろんな花木が枯れてしまいました。

もはや金魚とは呼べないくらいに育った金魚たちも、黒出目金を
残して、急死してしまいました。。。。(;ω;)
たぶん、このところの急激な水温の変化やら、
私が体調崩して寝込んでいて、水替えを忘れてたやらで、
新しく代えた濾過装置にカビが発生して、病気になってしまったようです。

夜寝る前に気がついて、急いで、水槽の大掃除をして、
薬を入れた水槽を3つくらい用意して、病気の進行別に分けた
のですが、あっという間に6匹死んでしまいました。

引越しの時の長期の放置プレー[水替え、餌やり、エアーなし]
にも絶えて3年連れ添った、祭りの夜店の出目金が死んでしまったのが
一番ショックでした。
その生命力の強さに、心なしか励まされていたので。。。。

人懐こいところ、死んだふりをするへんなところも、好きでした。
ポニョみたいな赤の出目金でした。

大事にしていた植物が枯れたり、生き物が死んでしまったりすると、
何か、家族の身代わりにでもなってくれたような気もしてしまう私です。

このまま何もなく、涼しい秋へと移行できるとは思えませんが、
植物も動物もなんとか生き抜けますように。

唯一、生き残った黒出目金は、白カビ病と、尾腐れ病に
ストップがかかったようで、薬液の中で、元気に泳いでます。
(3分、イソジンを3滴ほどたらした水の中に入れたら、菌が
死んで、白いものが消えました。)
☆イソジンはきついので、一リットルに2滴くらい、泳がす時間も3分~5分を
守らないと、死んでしまうらしいです。。。。
でも、きれいなひらひらの尾っぽが、ぎざぎざになってしまって
哀れです。大事にしてあげなきゃ。

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2008年9月11日 (木)

漢字学習の工夫

以前も紹介した本ですが、なかなか漢字の意味の違いを
呑み込めずに、すぐに夜露死苦ぅ~みたいな使い方をするので
あえて買ってみました。

Au 2年生では、合う と 会うを一学期に習いましたが
この使い分けがなかなか呑み込めない。。。

なので、この本の絵や画像を見ながら、
互いのおでこをあわせて、これは、口のほうの
合う~だね!とか言いながら
部首や、音訓別の使い方、意味を読み上げて
いきます。

そうやって、漢字にはそれぞれ意味があり、音で使い分けては
いけないという概念を持たせたいと思っています。
まず、それが呑み込めたら、書いたり、覚えたりする時に、
意味を考えながらすると思うので、まず、そこをクリアしたい。

みておぼえるはじめてのかんじ絵じてん

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%BF%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%BC%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%82%93%E3%81%98%E7%B5%B5%E3%81%98%E3%81%A6%E3%82%93-%E9%AB%98%E6%A9%8B-%E4%B9%85%E5%AD%90/dp/401077780X


次に部首を覚えようと思います。
ただ単に暗記するのではなく、漢字の仕組みを覚えるという事です。
これは学校の勉強とは違うやり方になりますので、休みの日や
移動の時間にカードをつかって学習できるようにと思っています。

余裕があれば、部首別の漢字を漢和辞典で探して
書き出すゲームなんかもやるといいかもと思っています。

学習面の不安もあるので、月1,2回にした療育の先生に
五感を使った漢字克服法をアドバイスされていて、
それも夏休みに試してみましたが、なにせ、アルファベットと違って、
画数も多くて複雑なので、もも本人が拒否しました。

ももは、視覚優位でつくることが大好きなので、
粘土で漢字をつくるといいという事でしたが、
2,3つくって、「もう、嫌だ!」と、、、、、、。

これは海外などで、行われている書字障碍のプログラム
だそうで、五感を使って、覚えるやり方だそうです。

竹田先生の本にも書いてありますので、
後でリンクを捜して張っておきますね。

五感(触覚)を使うなら、ざらざらしたテクスチャーなんかの、印象に残る
触覚の紙とか素材の上で、指を使ってなぞり描きみたいなのもいいかも
しれませんね。

まあ、使える感覚は全て使いながら、いろいろ試してみます。

ディスレクシアなんか怖くない!―家庭でできる読み書きLD解決法 (単行本)
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余談
疲れてくると、親のほうが簡単な漢字を間違えて指摘されます。
そこは突き出ないよ!とか、ママ書き順違うよ!とか。。。。
私の時代はそんなに漢字にきびしくされなかったので、
読めても書けない字は多いのですが、それでも今は打ち合わせに
電子手帳もあるし、漢字書けなくて、恥をかくなんて事はなくなりました。

でも、日本史のテストには困りましたが。。。。
で、世界史に変えたら、同じような名前ばかりでてきて、
もっと困ったんですよねぇ。

そんなわけで、本当の必要性は?ですが、どうせ覚えるなら
効率のよいように最初の覚え方をクリアすれば、
後は楽になるんじゃないかと、思ったりしてます。

頑張れ!もも、
頑張れ!自分。

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