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2008年4月 8日 (火)

就労について 私の体験談より

成人の発達障害者の方、何人かが、勤めていた会社に対して、
不平不満を通り越して、かなりの恨み辛みをぶつけているのを見掛けた
ことが、度々、ありました。〔ネット上で〕

入社時は、わからない事があれば、いつでも聞いて下さいと
言うが、いざ、聞くと、そんな事は自分で考えろと、叱られる。
自分は、そういった対応のせいで、鬱になり、その後の社会生活へ
大きな悪影響を被った。

また、両親も、お前が悪いと理解してくれない。
皆、殺してしまいたい。。。。

そんなニュアンスの恨み節を、いろんなところで見掛けました。

例え、高学歴で、突出して、秀でた部分があっても、
自分でその秀でた部分を殺してしまっては、もともこもありません。

高校の教科書にあった、中島敦の山月記を思い出してしまった。
尊大なる羞恥心と臆病なる自尊心の為に、大切な部分に目がいかず、
人生を踏み外して、ついに、虎になってしまった男の話だったと、思う。


会社は、彼らの特性を知りません。
会社という組織は、利益を追求しなければいけないという大前提に
立っていますし、教えなくてもある程度のレベルまでは出来て当たり前、
として、雇用しています。

また、新入社員は、仕事を覚えて、即戦力になるまでは、
勉強させてもらいながら、お給料をもらっているようなものです。
新入社員の分を、他の先輩や、上司達が、頑張って働いて、
利益を出しているのです。

ましてや、仕事を覚えさせるために、自分でやれば、一時間も
かからないような仕事を、何日もかけて、何倍も時間をかけて
教官役として付き合わなければいけません。

その上、数字という誤魔化しの効かない成果もあげないと
いけませんから、まさに、時間との戦いを強いられているのです。

ですから、自分で考えれば解決できるレベルの事をいちいち
聞かれて、時間を拘束されまくったら、
そのうちに、そんなことは自分で考えろと言われるのは、
当たり前なんですね。

その当たり前がわからなかったり、出来なかったりするのが
障碍特性ならば、そこを、上手く、相手に伝えて
申し訳ないけれども、、教えてもらえるようにする心構えと、スキルが
いるのでしょう。

本当に、困っている人に対して、人間は、突き放す事は
なかなか出来ないでしょうから。

そこを、逆キレして、文句ばかり言っている人に、誰が時間を
裂いて、ボランティアするか?考えなくてはいけません。

私は、アスペや高機能、広汎性発達障碍の多くの人が、社会に出る
時に一番、ネックになるのが、この部分だと思っています。

人は、皆、誰でも、得手、不得手があるのです。

私は、小学校の時の文集にデザイナーになりたいと書いて、
その道に突き進み、今もフリーで仕事を続けていますが、
会社に所属していた時は、自分の苦手な事は、苦手です!と
はっきり言って、苦手な部分は、他の人に助けてもらってました。

苦手な事とは、ずばり!文字校正です。
タウン誌やカタログなど、ページものの校正ミスで
昔、ボーナスを飛ばしたことがありました。
編集の仕事は、いろんな仕事の中でも取り分けキツイ仕事で、
タイトな時間スケジュールで、徹夜徹夜の連続でやる事はてんこもり。
ただでさえ、注意力の欠落している自分は、必ず、見落とす
という自信がありました。

なので、どうしてもやれと言われれば、やるが、自分は
この点だけは、どう頑張っても、ミスを防げない。
その分、他の仕事をやったほうが効率がよいと思うし、
助けてもらいたい、考えて欲しいと、交渉しました。

交渉の結果、校正の作業は他のメンバーがやってくれる事になりました。

苦手な事を、何倍も時間と労力を掛けて、挙句、間違えてしまう
よりも、得意な部分でカバーしたほうが精神的に楽ですし、会社も
全体の仕事が効率的に動くので助かるでしょう。

皆も、もも母だから、仕方ないなぁーといった暗黙の了解で
いつも助けてくれました。

その分、私は、他の仕事をこなし、成果もあげれました。
win win な結果が出せたので、上司も何も言いませんでした。

仕事を上手く、まわすというのは、出来ない部分に固執せず、
時に、ぱっと切り捨てて、任せるという事も重要になってきます。

特に大きな組織では、上にいくほど、いかに頭を使って、
人を使って、仕事をまわすか?というところに集約されていくと
思います。

困難をクリアしていく事も、仕事の上での楽しみのひとつでもあります。
制約度、難易度が高いほど、アイデアが沸いてくるものです。
どうせやらなければいけない事だとしたら、楽しんだほうが得な気がします。

皆、得意、不得意はあります。どんなに頑張っても上手くできない事が
ひとつやふたつ、あると思います。

出来ないからと、諦めたりする前に、視点を変えて対策を考える癖を
つけておくと、いろんな場面で、助かると思います。
それには、まず、困り過ぎない!事ですね。

そういう事は、ももには難しいのかなとも思いますが、
出来ない、わからないで停止してしまわずに、誰かに教えて下さい。
助けてくださいと。言えるスキルを見に付けてもらいたいと思っています。

しかも、これは、生きること、全般に関る大事なスキルでもあります。

すぐに否定されたと思って、パニックにならない。
自分を閉ざす事で守るという間違いをおこさない。

ももの道のりは、遠い。。。。

☆以前、書いた記事をアップしました。
就労シリーズに後でまとめ直そうと思います。

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