« 一歩前進??? | トップページ | 才能は人より多いのが才能なんじゃなくて、人より足りないところが才能 »

2007年10月13日 (土)

茨木のり子 「自分の感受性くらい」

「自分の感受性くらい」

ぱさぱさに乾いてゆく心を
人のせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄


自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ




高校時代から、現在まで、何かに負けてしまいそうになる時、
思い出す、茨木さんの詩。

人生、常に、弱い自分の心とどう戦ってゆくか。
敵は他人ではなく、自分自身にあると常に思う。

誰かと自分を比べても、仕方がない。
それよりも、自分の欠点も含めて、これが自分と
丸ごと受け入れる事が出来れば、
心が軽くなって、自分らしく生きられる。

自分に負けない大人になってほしい。

あまりに言葉が堅くて、尖っているので
否定的な捉え方をする人もいるが、
私には、自分が自分に贈る応援歌のように
感じられる。

ももが成長した時に、譲りたい詩のひとつ。

|

« 一歩前進??? | トップページ | 才能は人より多いのが才能なんじゃなくて、人より足りないところが才能 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/107586/8379004

この記事へのトラックバック一覧です: 茨木のり子 「自分の感受性くらい」:

« 一歩前進??? | トップページ | 才能は人より多いのが才能なんじゃなくて、人より足りないところが才能 »