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2007年6月15日 (金)

犬山北小学校へ見学に行きました!その2

Inukitairoiro 伝えたいこと、あふれる思いがあふれすぎて、いまいち焦点の定まらない文章に
なっていますが、お許しください。

犬山北小のスローガンは、『ともに学び、ともに育つ~教師と保護者、地域の人々が
役割分担と協力連携をし、共に子育てをする~ 
です。

さて具体的な学校の中での運用の様子ですが、まず、犬山北小には
特別支援クラスと通常クラスがあります。
見学させていただいた特別支援クラスには5名のお子さんが勉強していました。
教室の構造化はばっちりなように思えます。
写真のようにお約束を頑張れたら自分の顔写真入りの○を貼ってもらえるようです。
この時計の表示もわかりやすくてよいですね。
我が家でもすぐに真似してみようと思います。
全てが適材適所に整理され、配置され、とても居心地のよさそうな印象でした。
特別支援クラスは担任と障害者を24時間体勢で受け入れている施設に以前勤務
していた過去があり、現在はNPO法人ぽんぽこを立ち上げて、福祉という枠に
とらわれる事なく、幅広い意味でいろんな立場の人達のパイプラインをつくる
コーディネーターのような??事をしてらっしゃる男性がボランティアとして
中に入っています。
お名前はぽんぽこの木村さん。
時に校長の片腕となり、親御さん、教員、地域や行政とそれぞれの間を取り持つ
大変なお役目もされているようです。
テレビを見てこの学校へ転校されてきた発達障碍を持つお子さんも数名いますが、
進学に向けて、普通クラスで今は頑張っているとの事。
かなりきつい障碍度合いに思えたアスペルガーの男の子は、まったく人間関係が
つくれず、友達がいなかったそうですが、この学校へ来て、自ら自制する事を
お友達の中で覚えていったようで、今はお友達に囲まれてとても楽しく暮らしている
との事。凄い!薬も使わず、専門的な療法なしで、です。。。。
大人は手をいっさい貸さないそうです。ただ見守る。その中で子供どうしで育ちあう。
もちろん、大人の手が必要な時は手をさしのべます。他は見守るだけなんです。
どの教室にも写真にあるように
学び合いのめあて
分からない友だちがいたら、教えてあげよう
 分からないことがあったら、友達に聞いてみよう

という張り紙がしてあります。
全ての人達が助け合って支え合って生きている環境の中で
空気を吸うように、それがあたりまえとして子供の中に根付いていて
助け合うことが出来るのかもしれないと感じました。
木村さんが関わった子供達は皆、目標を立ててそれに向かって頑張るそうです。
何年か先を見通して、それに向かって今、何をすべきか?
それをはっきりと、子供自身、親、教師が認識しながらやっていっていると
お話しくださいました。
また、時々、その分野の権威と言われる専門家の先生もいらして
お話を伺ったり、湿度が高いので、今日我が子は、この勉強はできません
と言ったり、PECSだのなんだのもっと専門的な事を取り入れて欲しいという
親さんも見えますが、我々の出来る範囲を超える事は出来ないし、
専門家と自分達の培ってきた現場の経験との間に物凄くひらきがあるので
その辺を理解して、学校側に要求なりをするようにと言われました。
この辺は、私も注意しなければいけないかもしれません。
さらにつづけて、木村さんは言いました。
定形のお子さんにもちょっとしたアレルギーやお腹が弱いなど
ありますし、苦手はあります。基本的な障碍の理解は必要ですが
あまり行き過ぎた知識はかえって支援の邪魔になる場合もある。
ボランティアさんに入ってもらう場合も、基本的な事は説明しますが、
あまり詳しい情報や専門的な知識は入れずに、
その子供と接しながら、この子はこういうところが苦手、こういうところが得意
という風にさぐっていってもらって、信頼関係を築いてもらってます。と‥。
これから、学校側にいろんな事をお願いなり話し合う上で、自分自身も
注意しなければいけない事だと感じました。
木村さんいわく、障碍者とか健常者っていう線引きは自分の中にはない。
ただ、人が困っていたら助ければいい。人はみな、違っていて当たり前。
もちろん、個々にあった勉強はしていますし、全てが子供の立場にたって
支援されているように感じました。


次に普通クラスです。
ここでびっくりしたのが、教室の席の配置なんです。
廊下に向けて席が配置されていて、隣のクラスとの壁が一部とっぱらわれて
つーつーになっています。
また、黒板も以前からあった位置と、廊下側に新しくつけられて、
時にはふたつの黒板を使って勉強するらしいです。
これは現場の声から出た発想なんだそうです。もっと詳しい話が聞きたかった
のですが、ももが返ってくる時間までに家に戻らなければならないので
次回?また見学させていただける時にでも聞いてこようと思います。
とても風通し(風が通って気持ちいいのはもちろん、心の風通しもよくなるような
そんな印象をうけました。なんか気持ちが楽になるような楽しい感じです。)
高学年クラスの学級目標に我々のテーマでもある
有名な言葉『みんなちがってみんないい』がありました。
みなが描いたイラストの顔が言葉を囲んでいます。
高学年の話し合いのめあてもこれも素晴らしい!
相手の立場にたって物事を考えるということですね。
帰りの会は、昔の『誰々くんが暴力をふるってきました。いけないと思います』
みたいな吊し上げ魔女狩りみたいな帰りの会ではなく、
良いところみつけ』にそれがかわっているのが印象的でした。
かえってよいところを言い合うというのも大変かもしれませんが、
心がほっとなったり、にこっとなったりする言葉や環境が
あちこちにあって、私自身、とてもやさしい気持ちになれました。
実際の勉強も、各学科ごとの目標が子供たち自身によってあげられていました。

忙しく、共働きしていて、子供自身も勉強も出来るし、性格も問題ない
お子さんの家庭では、かえって積極的すぎる事を疎ましく思う事もあるのかもしれません。
自分の子供だけよければいいではなく、自分の子供の事を思うなら、全体に
目を向けて、まずは他の子供を見守るボランティアに参加しよう!という校長先生の
目論見の深さに、そのうち、多くの人が気付かされるようにきっとなっていくんだと思います。
自分の子供の面倒をみてもらえば、自然とみてもらった地域のお年寄りに感謝の
気持ちも芽生えるだろうし、お年寄りだって、自分の身体がおもうようにいかなくなって
困った時に、昔見守った子供がお年寄りを支えようと思うかもしれない。
そうやって地域社会がよみがえっていく。

この学校の3つの連携、力が同等に働き、3つの車輪でもって稼働してこそ
産まれてくるものたちの大切さ。
この3つがきちんと動くように常に気を配っている努力も伺いました。
否定的な親、間違っている親にも、きちんと話をするそうです。
日本がダメになって行政に頼れなくなった時に、支え合いという形で
地域というものの重要性が必然になってくる。
そういう意味でも、高齢化、人口激減という現実の中で、みんなに
助け合いがめぐりめぐってくる、この循環の形の重要性を感じてもらいたい。

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