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2007年4月25日 (水)

親の会

先週の日曜日、ももの通う療育の教室の親の懇親会がありました。
当日、母は、風邪で熱があって、行けなかったので、
パパとももとで参加しました。

パパからの報告だと、ほとんどがお母さんと子供だけの参加で父親は
パパともうひとりしかいなかったとの事。
そのお父さんも、はずかしいので参加をためらっていたとの事。

渇!!!

なにかと大変な発達障害の子供達。
それを母親だけに押しつけてはいけません!
いい加減、子育ては母親が全部やる的な常識、どっかに葬ってしまえ!
ってくらい、ショックでしたよ。
みんな診断が下った時は、心中も考えたと言っていたそうです。
療育費などの負担の重さや、さまざまな不安など、どの親も思う事や
悩みは似ていますね。

次の会には出席したいと思っていますが、
母親といっても、未熟なひとりの人間。キャパを超えても我が子大事さで
そこを耐えて頑張っているだけで、限界はあります。
手助けしてくれる他人がたくさんいても、精神的に頼れる父親が不在では
母親は時に崩壊の危機にさらされてしまうでしょう。

うちのパパはももの事には熱心に協力してくてますが、
それでも、母親と父親の立場の違いで、考え方もぶつかります。
どうしても一緒にいる時間の長い母親に、精神的な圧力が多くかかります。

例えば、私は、信頼できる周囲にももの事を打ち明けて
なにかあった時に協力なりをお願いしたいと思っています。
しかし、パパはももの障害を隠し通したいと言います。

先日、家の近くに勉強を頑張ったご褒美にゲームをしにいきました。
現地についた時、10組くらいの保育園か幼稚園の親子の集団がいました。
その中でももがゲームをしようとしたら、今まででなかった特別の設定のゲームが
出てきて、しかも、ギャラリーがいっぱいというプレッシャーの中、
思うように出来ないらしく、ついにパニック!
狂ったようになった我が子と、それを白い目でみて、ひそひそ言うお母さん達。
「馬鹿みたいー!下手くそー!なにあれ!」と年下に指さされてよけいに
ぱにくるもも。
こういうパニックの場面がもし、いつも遊んでいる新しいお友達の中でおきたら??

この日は、さすがに、薬を飲んでも、落ち着けず、深酒して寝ましたが、
「この世の中から親子ともどもいなくなってしまいたい」と瞬間強く思い、
「一生家に籠もって出たくない!」と考えてしまう自分がいました。
おそらく、こういった修羅場は、何度も何度もこの先続くのでしょうが、
こういう経験を父親は知らず、母親だけが味わう事。
打ち明けて、理解してもらえるような土壌をつくらなければ、心はどんどん
重くなるばかりで、壊れてしまう。。。。

ももはもも。
好奇の目には鈍感に、人の親切には敏感に。。。。と
念じていても、実際、辛いものはやはり辛いのです。。。

はやり、親が周囲に告知しなくとも、自閉圏の子供達を知り、理解し、
自然に察してくれるような地域づくりを、していくことが一番なのかもしれない。

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参観日

入学してはじめての参観日が先日ありました。
授業はこくご。
教科書をみると、ももの苦手な絵を見てお話をつくる。
教科書片手に、予習と思い、ももに質問すると、
意外!
すらすらと絵を見てストーリーを話してくれたのでした。
わずか一年前はこれがまったくできませんでした。
週一回の療育の教室通いで、ここまで成長してくれて
親としては驚きです。

参観日も、元気よく手を挙げて(元気がよすぎた、、、)
3度も答えました。(一度は先生があててないのに、答えて
しまった。)
しかーし、20分過ぎる頃から、例によって、集中が切れて
お隣の男の子のほっぺをつついたり、髪の毛をいじったり、、、。
姿勢もだらけて、、、、、。
しばらくすると、空想の世界へはいっていくももが。。。。

思わず、お隣の席の男の子のお母さんところに飛んでいって
陳謝するとともに、前のほうから、じっとももを睨んでいると、
気付いたのか、「わっ!ママだ!怖い!」と急に姿勢を正した。

この分だと先が思いやられるのかも、、、、、。

忘れ物も多いのでとりに戻る事も多いし、、、、、。
ひとつづつ、解決していくしかありませんね。

参観の後はPTA総会。
そこで、校長先生がスピーチ。
堅くない砕けたスピーチで、さすが年の功というか、
スピーチなれしてる感じ。
しかし、抑える内容は手短に抑えつつ、きっちり主張し、
好印象。
先生に不満があっても決して子供達の前で先生の悪口を
言わないでください。
という事と、情報化社会ですが、目先の情報よりも、
現場で培ってきた教員の経験を信じて欲しいと。。。。
取りこぼしのない学校教育を目指したいと。

確かに、教えてもらう側としては、ある程度、任せるところは
信頼をしてお任せし、お願いする必要があります。
あまり細かいところまで、神経質にあれこれ、それそれの親が
口を出したり、ましてや子供の前で先生の悪口を言うなど
もってのほかですね。先生のいうことを誰もきかなくなります。

そう思った矢先、個別の懇親会では、いきなり、小さなとるにたりないような
事で担任にくってかかってるお母さんがいたと思えば、
帰り際、お母さんどおしの会話で、ももの担任の事を
「あの先生、キモイわね~。とか危ない感じよね~」とか、子供が近くに
いるにもかかわらず、話すお母さん軍団に、マジ切れ!しそうになりました。。。
よく知りもしないで、どこに、担任の先生に対してキモイなどという言葉を
口にする親がいるか!
子供の教育の前に親の教育が必要なのかもしれないね、、、。
と心の中で叫びならがら、精神的にどっぶり疲れ果てたははでした。

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卒園☆引っ越し☆入学式

ご無沙汰しています。
タイトル通り、いろんなイベントが重なりまくって、今までの人生の中で
一番忙しく大変な3月4月を迎えていました。

卒園式が終わってすぐに引っ越しというハードスケジュール(日にちが
あいてなかった)
しかも、準備は90%ママ、、、、という状況の中、徹夜も何日かあり、
ものを捨てれないパパとのバトルあり、卒園式の喜びとお友達とお別れする
さみしさも噛みしめる余裕なく、壮絶な引っ越し地獄へと堕ちて、、、、。

これも全てが重なる3月末に引っ越しを持ってきて、
引っ越しを全て業者に任せようとしていたママをねじ伏せて
お金がもったないから自力でやると豪語したパパのミス!!!
(頼んであった友達とやらも、仕事でこれず、重いものだけでも
引っ越し屋さんにやってもらえただけマシだったのか???)

さて、何年も通って、もものことも一生懸命対応してくださった保育園。
涙しながら、手をぎゅっと握って出来る限りの事をやりますと、言ってくださった
保母さん達。
ももが小さな失敗に傷ついて、運動会を放棄しようとしてた時に、
手をひっぱって、笑わせて和ませて、最後まで一緒に運動会を終えれるように
助けてくれたお友達。
改めて振り返ってみて、私達親子は人に恵まれて幸運だったと思い知りました。
光とともにを読んで、自閉症児のセミナーなどに通ってくれた保母さん達は
きっと次の困りを抱えた子供の支えとなってくれるはずです。

大家さんはじめ、近所の人も、ももの誕生から今日まで、本当にお世話になりっぱなしで
お別れの挨拶にうかがった先で、ももの入学祝いと一万円の商品券やら図書券やら用意
してくれていて、遠くの肉親よりも近くの他人というけれども、
本当に親以上にあたたかくいつも助けてくれたご近所の方や、親のように頼ってしまって、
いつも受け入れてくれた大家さんなど、その暖かさが今更ながらに身にしみて号泣して
しまったももははでした。
犬の散歩で顔をあわせるだけのご近所さんも、ももが産まれた時は、毎日のように
手みやげをあれこれ持って見にきてくれて、買い物してくれて、病院の送り迎えしてくれて
挙げ句に、入学祝いまでいただいて、、、、、。
この地域が特別なのか、ほんとうにあたたかい情の深いご近所さんに恵まれて、幸せでした。
幸せでいてくれる事が一番のお返しだからね、、、と言われ、胸があつくなりました。

子供を持つと、人は自分ひとりでは生きてゆけない。いろんな人の世話になり、
その恩をやがては自分も違う形で地域社会へ返す事になるという事を学びました。

さて、引っ越しですが、意外にももは一番変化に適応しているようにも見えるほど、
新しい環境を気に入っていて、以前の家やお友達に未練もなく、楽しく過ごしています。
逆に未練がなさすぎて、ちょっと怖い感じがするくらい???
一番適応できていないのが、猫で、庭にリードをつけて出した時に近所の犬に吠えられて
ぱにくって首輪を壊して逃げてしまった。
捜す事一週間。奇跡的にみつかったものの、今も、情緒不安定。
この猫。ももが産まれる前からいた猫で、ももと毎日一緒に寝ている姉妹みたいな猫。
その猫がいなくなって一番悲しむかな?と想像してたのに、
「もうご飯食べれなくて死んでるよ」と一緒に探しにいくのも拒否したもも。
以前りんこさんの本で友達は学校の備品という事がかかれてあったが、あんなに可愛がってた
猫も、ももにとっては備品なのだろうか?とふと思ってしまった。
小さな頃から親や爺ちゃん婆ちゃんなどには、深い愛情を向けてくれてたように
感じてたけど、やはり愛着のどこかの部分が違ってるのかなぁ?なんて思ってしまった
母でした。

入学式では、お隣の席の男の子の帽子をかぶせたり脱がせたりと、やんちゃ娘ぶりを発揮していました。
そうそう!一番のラッキー!は校長先生がかわった事。
ももや在学中の自閉圏の子供達をみんなの足をひっぱる、、、、と言ったあの校長がいなかった!
かわりに、パパの中学時代の先生が校長先生だった!
新しい校長先生は、とても好印象!おまけに担任の先生もよい先生な印象!
これが一番、うれしい出来事でした。

さて、新しい環境でのももの様子は、順番に話していきますね。

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