戦略
昨晩読んだT小学校での取り組みを出来るだけ多くの小学校へ
広めるにはどうしたらよいか?
記事を読みながら、頭にいくつかの戦略が思い浮かびました。
手強そうな校長は、校長にしては若いので、定年はまだ先だろうし、
根気よく要望を伝えつつ、距離を縮めようとしても、なかなか思うようには
いかないだろうと予測する。
それでも、根気よく、詰め寄って行こうと思う。何人か、仲間を募れると
いいのかもしれない。
仕事でかかわる癖の強い中小企業の社長だって、5年、10年根気よく
プレゼンしつづけて、やっと少し扉を開いてくれるような感じだ。
しかも、企業の社長と違って、相手は、よほど大きな問題が起きない限り、
学校運営でちょっとぐらい失敗しても、責任を追及されない。
リスクを抱えるよりも、出来るだけリスクを軽減して、大きな失敗をしない
がもっとーな校長は多いだろう。
自分のプライベートを削って学校をよくしたところで、給料が劇的に増える
わけでもなし。
逆に、ブランドものを持ち、高い車にのりながら、給食費を払わない親が
急増しているらしい昨今、そういう親との理不尽な戦いを強いられる教職員も多いだろう。
事実、姉の友達は、自分のプライベートを当たり前のように奉仕させられ、
挙げ句に、なにかあると訴えるだの騒ぎたてられ、あらぬ噂を立てられ、
心身共に、ずたボロになって、一年、教職を休職していた。
学校側には学校側の苦しみもあるのも、理解出来る。
が、しかし、教員数を増やして欲しいなど予算がからむような事は難しいだろうが、
T小学校での取り組みは、明日からでも出来る事だ。
校長に根気よく訴えていくのはよいが、子供の成長を考えると、10年もかけられない。
出来るだけ効率のよい即効性のある方法が望まれる。
って事で地域の議員さん、知り合いの政治家など、そっち方面への
相談も有効かもって少し考えてます。
これに、地域の福祉に関心を持っている地元企業の社長とか
なんかいろんなところから外堀も埋めていけば、埋められないかなぁ?と
考えたりもしています。
教育基本法の改正で、学校の仕組みも大きく変わる転換期、
利用できそうなものは、利用しつつ、
自分の地域だけでなく、これが全国へ普及していけばいいなぁと
夢のような事を考えておりました。
今日、療育の先生が、「心に問題を抱えているのは、本当は
発達障害児の児童よりも、健常児の児童に多く、こちらのほうが
関わっていて、より深刻に思える」とおっしゃっていました。
私の今住んでいる地域にも、夜の10時すぎまで食事もとらずに、
公園で遊んでいる子供を多くみかけます。
親は10時すぎに、帰宅して、コンビニでお弁当を買いに行くと
言っていました。
今年のお盆に実家に帰った時に、盆踊りに行く途中、小2の
男の子に出会いました。
話をきくうちに、両親がそれぞれ子連れで再婚した家庭で
親は夜中にしか帰ってこなくて、帰るまで食事をとれずに、
お腹をすかしている事がわかりました。
盆踊り会場で配られたジュースとお菓子を異常な早さで
むさぼり食べる彼を見て、心が痛くなりました。
発達障害の問題だけでなく、地域で子供を育てる、そういう助け合いの
循環が産まれるにはどうしたらよいかも考えなくてはなりませんね。
ただ、自分の出来る能力を超えた事をやろうと思うと失敗するので
出来る小さな事からはじめたいと思います。
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